安定した財務とリピート重視の出店戦略

 同社の特徴は財務面にも現れる。307%という流動比率の高さである(2017年12月期)。

 流動比率(流動資産÷流動負債)とは商取引などで発生する短期的な支払いを要する負債を指す流動負債に対して、短期間で現金化、回収できる資産である流動資産の比率を指すもの。企業運営の安定性の指標とされ、100%が望ましく、200%で優良とされる(先述のすかいらーくでは60%、サイゼリヤが299%*いずれも2017年度決算)。

 ブロンコビリーの期中の出店は15店舗を計画しているが、駅前、繁華街ではなく、住宅街、幹線道路沿いなどのフリースタンディング出店が中心となっており、これは従来の出店パターンを踏襲したもの。あくまで近隣商圏からのリピート来店を想定した立地といえる。同社のメニュー構成、顧客ターゲットからするとショッピングセンター内のフードコート出店も有望と考えられるが、「店内での工程上、そぐわない」(竹市克弘社長)としている。

高い利益率、安定した財務、再来店重視の手堅い出店戦略の3つがブロンコビリーの高い収益性を支えている。