繁華街や駅前に多い牛角は利用客や利用動機が絞りにくい

 牛角ビュッフェは14年に1号店(千葉・富里市)を出店しました。業界1番手としては展開が遅々としています。新業態よりも優先すべきは牛角のフランチャイズ店であり、食べ放題メニューの導入など、既存店の活性化に取り組んできました。

 しかしながら牛角は、繁華街や駅前立地に多く、従って、アルコール比率が高く、郊外立地のファミリーユースのように、利用客や利用動機を絞り切れません。アルコール主体の宴会もあればファミリー客の夕食需要もある。筆者の訪店時には食べ放題の一人女子もいたし、生ビール2杯と数皿で切り上げる2人組のサラリーマンもいました。

 ですので「食べ放題」へ舵を切ることに長らく躊躇していたのです。焼肉きんぐの勢いを見れば、今が決断すべき時期と考えたのでしょうか。

2020年以降は本格的な淘汰の時代に

 業界1番手と2番手が「食べ放題」に突き進み、3番手以下も住宅地やロードサイド、郊外駅前では「食べ放題」専門業態を出店し、シェアを拡大していくと見られます

 回転寿司は「均一価格」、焼き肉は「食べ放題」。この食べ放題をブラッシュアップし(磨きをかけて)、本格的な淘汰の時代に入るのが焼き肉業界の2020年以降になります。

焼き肉業界は2020年以降、本格的な淘汰の時代に入る