新社長の小嶋達典氏。(撮影)石井真由美

がんこフードサービス株式会社(以下、がんこ)は関西を代表する和食の企業である。同社は現代表取締役会長の小嶋淳司氏が1963年に開業したことが発祥。大阪・十三の4.5坪の店からスタートし、1965年に106席の大型寿司店を開業。以来関西圏、関東圏を中心に寿司、和食をはじめとした業態を全て直営で展開。現在全99店舗(2018年7月末現在)社員730人、パート・アルバイトは2500人、調理スタッフは250人という陣容となっている。

その同社では、この8月1日付で小嶋達典氏が社長に就任した。小嶋氏は小嶋会長の長男として1968年12月生まれ。2013年に副社長に就任した他、同社グループ会社で社長を歴任してきた。その小嶋氏に新社長としての抱負を伺った。

増え続けさらに変貌するインバウンドへの対応策

――がんこが集中出店している大阪・京都は、今日インバウンドが増え続けていて、客層や営業形態も変化してきているのではないでしょうか。

 当社全体で外国人観光客は昨年で130万人でした。これは関西国際空港のゲートの中にある店を入れてですが、それを除いても90万人です。一昨年から欧米人か、アジア人なのかということだけでもPOSデータで取ろうとなり、調べてみたらこのようになりました。この数は増え続けていますが、伸び率については緩やかになってきています。

京都の三条本店は欧米系のインバウンドが多い

 インバウンドが多いのは、道頓堀店(大阪)、三条本店(京都)、高瀬川二条苑(京都)ですね。道頓堀はアジア系、京都の店は欧米系が多いです。

 道頓堀店は6割が外国人ですが、これからもっとインバウンドに特化した営業をしていきます。道頓堀店は12月、1月といった宴会需要が増える時期以外は日本人があまり来ないエリアになっています。

 このエリアには、道頓堀店以外に法善寺店、難波本店、宗右衛門町店とありますが、このドミナントで展開しているメリットを十分に発揮していきます。