しまむらは、主力業態の「ファッションセンターしまむら」を全国に1419店舗展開する一大衣料品チェーン。過去、業態開発にも力を入れ、カジュアル&靴「アベイル」318店舗、ベビー・子供用品「バースデイ」274店舗、雑貨&ファッション「シャンブル」98店舗、靴「ディバロ」16店舗を出店してきた そして、今年、新業態の「しまむら 寝具・インテリア館 Zzz…と(ずーと)」の1号店を、5月24日、神戸市西区にオープンした。

 このしまむら初の寝具・インテリア専門店の開店後を、商品・売場を写真多めで紹介する。

寝具・インテリアはまだ寡占化が進んでいない

 衣料のしまむらが、寝具・インテリアの専門店というと奇異に感じるかもしれないが、実はしまむらの寝装具の売上構成比は10.2%、インテリアは5.6%と合わせて全体の15.8%を占めており、従来からの取扱商品群なのである。

 それをスピンオフして専門店としてあえて展開する理由は、一つは「このマーケットが、ニトリ、イケアといった有力チェーンの存在はあるものの、まだまだ寡占化が進んでおらず可能性があること」。

 そして、20代~50代をターゲットに、低価格品や機能性アイテムをそろえつつ、プライス・ポイントの商品も奥行きを持って展開することで、百貨店などから顧客を奪うことができると考えているからだ。そのため、羽毛布団で従来の1万9800円から2万9800円、枕でも1900円から4900円とプライス・ゾーンを広げて幅広い需要に対応しようとしている。

 品揃えはベーシックとトレンドの2本立て。同社のPB「CLOSSHI」(クロッシー)、セレクトアイテムの高機能素材シリーズ「ファイバードライ」を投入。ディズニーをはじめとするキャラクター物も展開しているのが特色だ。現時点では寝具とインテリアのみだが、今後は家具の取り扱いも視野に入れて業態を確立させていく。

1号店は靴の「ディバロ」から業態変更

 この新業態の1号店、売場は約100坪としまむらの既存店から1.2~1.5倍に広がったが、ディスプレイスペースやお試し用ベッドなどを設置したことで商品の在庫量はほぼ同じ。什器はアイボリー基調のものを新調、寝具用のアタッチメントも新規に作成した。

 今回は、20代~50代女性向けのレディースシューズがメインの「ディバロ」からの業態変更だが、既存の不採算店の活性化としての役割も期待している。社員2人とパートタイマー3人で店舗を運営、今後は年間5、6店舗の出店を見込み、業態変更に加え、新規出店も見込む。