店舗数が多いため、少ない店舗で実験をする

 コンビニの大手3チェーンは、店舗数の多さ故、新しいサービスを行う場合は少ない店舗で実験を経てから展開するのが一般的だ。

 店舗オペレーションの負荷、本社・フランチャイズオーナーおよび取引先が利益体系に持っていけるか?

 そして、何よりもお客さまに喜んでいただけるサービスか? お客さまの声を拾うことが一番の目的だ。

実験店舗が分かると水増ししたくなる

「明るいうちからのビールには罪悪感がありました」

 実験といえば、今回のように1、2店舗でスタートし10店舗前後で行うのが一般的。新カテゴリーの商品を発売するときに、実験で数値検証するのが一番多いパターンだ。

 この場合、コンビニ側は正確な数値を検証したいため、メーカーなどサプライヤー側には実験店舗を非公表にするケースが多い。

 メーカー側としては、コンビニに導入が決まれば、巨大な売上げになるため、人を動員して商品を買って販売数を水増ししたいという行動をとる場合が多いためだ。

 僕の経験からいうと、実験店が漏れ伝わってしまい首都圏でやる実験の8割はこの対応が取られてしまい、数値検証が少し困難になる。

 そのため、若干のリスクを伴うが静岡などの地方エリアで、実験店は30店舗超、期間も1カ月以上設定して行うなどのケースが増えている。

 店舗数を増やすことに加え、(首都圏に本社があるメーカーがほとんどのため)距離的制約をつけると、メーカーの水増し対応がしづらくなり、期間を長くすることでお客のリピート対応など真のリサーチができるためだ。