前回はインテージSCIデータの分析から、「リアル店舗とネットスーパーの併用を促進すると、『お財布シェア』を高められる可能性があること」を導いた。また、併用促進のための手掛かりも示した。この第1回の記事では、主婦にとってルーチン化した食事のための買物は「商品選びに失敗したくないので冒険できない」「商品を価格でしか比較できないからワクワクしない」などの悩みがあり、「調達活動」となってしまっていることに触れた。2回目となる今回はリアル店舗での買物の楽しさについて調査データを基に考えていく。

スーパーでの買物頻度が高い人ほど買物を楽しむ

 実際にスーパーマーケット(SM)での買物が楽しいと感じている人はどれくらいいるのだろうか。2017年に実施した当社調査※によると、SMのメイン利用者である女性のうち、「いつも楽しいと感じる」人は10%、「楽しいと感じることがある」人は54%と、半数以上の人が毎回ではないものの店頭で何かしらの楽しみを感じていることが分かる。

※ 「買い物基礎調査」2017年3月24~27日実施 全国男女20~70代を対象 今回は女性13,337人の結果を用いた

 

 これをSMの利用頻度別に見ると、利用頻度が多い人ほど、楽しいと感じることが多い傾向が見られる。この調査だけでは因果関係は分からないが、SMの利用頻度と買物の楽しさには正の相関がありそうと分かった。