1号店の麻布十番店は売上げが15~20%増

 当初苦戦した麻布十番店も野菜を主にリピーターも増え、売上げが前年比15~20%増で伸びている。中目黒店は周辺にオフィスも多いことから店内にはOLが目立ち、弁当、サンドイッチ、サラダといったデリカテッセンの動きが中心。外苑西通り店も同様だが、居住者の利用もあり、客層や売れ筋は立地によって異なる。

イートインスペースはゆったりできる落ち着いた空間。コーヒーマシンでは妊婦を考えてカフェインレスのコーヒー150円も。弁当はアウトパックで580円1アイテム、670円3アイテム、680円2アイテム、790円1アイテム。サラダも充実させ、ドレッシングやトッピングを選べる「カスタムサラダ」880円も展開。

 新百合ヶ丘店はオープン日には子育てママの姿も目立ち、まずは狙い通りといえるだろう。店舗のある川崎市麻生区は年収1000万円以上の所得者が15%と全国平均より高く、オーガニックの価格の面では壁が低いわけだが、今回はGMSへの出店と幅広い層が来店する立地でどこまでお客を取り込めるか、試金石の店となっている。

 ビオセボンはネット通販も視野に入れているがまずは店舗展開を優先し、当面は30店舗を目標に東京、神奈川で年間5、6店舗を出店していく。オーガニックがどこまで日本で認知されて広がるか、ビオセボンの役割は大きいものがある。

スキンケアなど消耗雑貨も展開している。ペット用のオーラルケアアイテムもそろえる。生理用ナプキンでは天竺コットン100%・高分子吸収材不使用、トップシート無漂白などを用意した。

〈注目点〉幅広い客層がどのような反応をするか

 ビオセボンは子育て世代をメインターゲットに、国内商品も増やしてフランス仕様からジャパニーズ化も推進、価格が高くても安全・安心、おいしさを求める層の需要を取り込んでいこうとしている。新百合ヶ丘店は4店舗目で路面店ではなく幅広い層が来店するGMSへの出店。そうしたお客がどのような反応を示すかも注目される。

 オーガニックを打ち出しながら、それだけにこだわらず、安全・安心、おいしさを追求することで品揃えの幅が広がっていく。オーガニックの範疇を超えることで可能性がより広がる。