突破口は「子供に安全なものを食べさせたい」

農産は売場も広く取るメインとなるカテゴリー。埼玉県農業大学校の学生が生産した季節のオーガニック野菜5種類をセットにして980円で販売。ハーブは298円で31アイテムと豊富な品揃え、ハーブティセット5種は398円。オープン企画でホウレン草を198円で販売した。バナナでは珍しい島バナナを100グラム158円で量り売り。カレー、シチュー用、きんぴらごぼう用のセットや下ゆで野菜などそろえ、簡便調理にも対応。


 日本の場合、オーガニックへの普及を阻んできたのは、通常商品より2割から5割程度、ときには2倍、3倍高い価格だ。加えて、農産物を中心に消費者の国産への安全性の信頼も根強く、欧米ほど関心が高まらないことがある。

「価格は多少高いが、安全でおいしい」が、今のところのオーガニックのポジショニング。安全でおいしいに越したことはないが、どこまで追い求めるのかという問題もある。

 その一方で、子供に安全なものを食べさせたいという思いは強まる傾向にあり、ビオセボンはそこを突破口として需要拡大を狙おうとしている。

精肉は、イオンのPB「トップバリュグリーンアイナチュラ タスマニアビーフ」や、国産豚肉「ナチュラルポーク」、秋川牧園、オーストラリア産オーガニックラムなどをそろえ、水産は鮮魚は取り扱わず、ASC認証の干物、イカ塩辛、牡蠣の薫製、レトルトパックのアサリやシジミ各298円など。

生産者と直取引、埼玉県農業大学校との取り組みも

 ただ、オーガニックの国内の生産者は全体の0.2%に過ぎないという統計もあり、商品の確保も容易ではない。生産者も一般の流通ルートに乗せにくく、販路開拓に苦労するケースも目立つ。

 そもそも、日本は高温多湿で、もともと有機栽培に適してないということもあり、なかなか生産者が増えないという現実もある。

 そこで、ビオセボンでは全国の生産者と直接に取引し、連携を強め、今回は埼玉県農業大学校の学生が作った野菜をテスト販売するなど販路開拓もサポート、消費者にとっても手の届きやすい価格にして提供する。

乳製品では発酵バターの売り込みが目立つ。ヨーグルトでは低温殺菌乳を使ったギリシャのヤギのアイテム150グラム600円も。