メンズ制汗シートはファンづくりの入り口になる

 全般的に代理購買が多い男性コスメ。中・高校生のときは母親が、既婚者の場合は妻が代理購買をすることが多く、ブランドスイッチが起こりづらいカテゴリーである。

 ただ、そうした中で社会人になりたての若手の時期は仕事が忙しく、可処分所得も増えるため、コンビニでの自購買が多くなるといわれている。

 この時期にブランドファンになってもらうには、コンビニで販売シェアの高いメンズ制汗シートは重要なカテゴリーとなるわけだが、フェイシャルシートでギャツビーが直近1年で67.5%の圧倒的なシェアを握るのはまさにそのコンビニルートをうまく活用しているのに他ならない。

マンダムは草創期からコンビニで男性化粧品を販売した

 マンダムは、コンビニが業態として海の物とも山の物とも分からなかった時期、セブン-イレブンやローソンが1号店をつくったころから男性化粧品を販売し、将来性の高いチャネルとして展開する先見の明があった。

 コンビニの歴史とともに、男性化粧品を成長させてきたといっても過言じゃないわけだが、今も男性コスメブランドのトップシェアを確固たるものとしている。

 ナンバーワンの売れ筋のギャツビーのフェイシャルペーパーは、コンビニ限定商品が20枚入りで売価270円(税込)で1枚当たり13.5円。15枚入りの通常商品はドラッグストアなどで230円(税込)前後で販売されており、1枚当たり15円超。これを見ても、マンダムがコンビニチャネルの重要性を理解しているところが見て取れる。 

 とはいえ、男性の美容意識の高まりとともに、ドラッグストアやネット通販での男性の自購買も増えている男性コスメ。コンビニでは店舗数を生かし、メーカーブランドとコラボ限定商品が今後ますます増えていき、他業種との熾烈な販売争いが続いていくことだろう。コンビニの男性コスメ売場から目が離せない状況は続きそうだ。