1杯目は1日頑張ったご褒美。ビールで乾杯!

 どうぞ、ビールでも何でもお好きなもので、気持ちよーく自分に乾杯してください!

 お酒には「醸造酒」と「蒸留酒」があります。太りやすいのは「醸造酒」。

 大麦が原料のビール、ブドウが原料のワイン、白米が原料の日本酒、もち米が原料の紹興酒など。アルコール度数は蒸留酒よりも一般的に低く20度程度。その分、アルコール以外の糖質が含まれています。この糖質が血糖値を急上昇させ、体内の脂肪細胞をつくるインスリンの分泌を刺激するため、太りやすいお酒といえます。

 

 とはいえ、「乾杯はビール!」という方も多いでしょう。

 ビールは何杯も飲み過ぎると当然太りますが、1杯程度なら問題ありません。

 この1杯がもたらす満足感が、結果的に飲み過ぎを防ぎます。

松田真紀著「居酒屋ダイエット」(三笠書房)

2杯目からが勝負。太りにくい「蒸留酒」にチェンジ

 これに対して、焼酎やウィスキー、ブランデーの他、ウォッカ、ジン、テキーラ、泡盛など蒸留酒は糖質が低く、太る原因である血糖値の上昇が緩やかです。それは蒸留という工程に理由があります。醸造酒を蒸発させてアルコールを抽出、不純物をろ過させて、もう一度液体に戻す――、この蒸留の工程で糖質は水分とともに残り、アルコールのみが抽出されるため、蒸留酒に糖質は含まれないわけです。

 ちなみに、混合酒とは醸造酒や蒸留酒に果実や香料、糖分を加えた再製酒のこと。スパークリングワイン、甘酒、リキュール、ベルモットなどです。最近は糖分を抑えたタイプも増えましたが、アルコール以外に加えた糖質は高めです。

 太りたくないなら、蒸留酒を選ぶのが安心。

 例外的に醸造酒の中でも辛口のワインは、血糖値の急上昇を抑えるポリフェノールが豊富なので2杯目でも大丈夫です。

家飲みは自由!「割って飲む」で健康的に!

 さらに太りにくいコツがあります。

 それは焼酎、ウィスキーなどの蒸留酒を、お湯やレモン、グレープフルーツ、緑茶などで「割って飲む」こと。

 アルコール分解にはとにかく水分が必要。お酒を白湯やお茶、生レモンやグレープフルーツの果汁などで割って飲むことで水分を補えます。さらに、「ゆっくり飲める」「むくみ予防や代謝アップ」にもつながります。

 温かい白湯で割ると、内臓が冷えないために、アルコールで負担をかけがちな内臓を助けます。梅干しを入れると、クエン酸が疲労回復につながり、血液サラサラ効果も。

 緑茶やウーロン茶で割ると、茶葉に含まれるカテキンのリラックス効果があり、飲み過ぎ予防になります。

 レモンやグレープフルーツなど柑橘系には、シネフリンと呼ばれる酸味成分が含まれており、脂肪燃焼に効果的。キウイフルーツは若返りのビタミンC、E、カリウムが豊富で、塩分を体外へ排出してくれます。翌日のむくみ予防にも効果的。

 暑い夏には紫外線のダメージから体を守ってくれるトマトジュースもお勧めです。ビールで割った「レッドアイ」なら、トマトのリコピンがビールに含まれる糖質による血糖値の急上昇を緩やかにしてくれます。レモンを絞れば、さらに酸味成分リモネンの脂肪燃焼効果もプラスされた、ヘルシービールカクテルに。

 家飲みは、自由度が高いのもポイント。日頃不足しがちな果物摂取のチャンスです。単にアルコールをセーブするだけでなく、お酒だって上手にダイエット生かしましょう!

 次回は、さらに、お酒を楽しむための「ヤセ習慣」 です。