兵庫運河を望む好ロケーション。カヌーやクルーザーを眺めながら遊歩道を歩いたり、ベンチでゆったりした時間を過ごしたりするのもいい。
神戸中央卸売市場に隣接というのも、高鮮度な生鮮商材を扱うには申し分ないロケーション。売場が品薄になると、バックルームではなく市場に直接商品を取りに行くという(イオンスタイル神戸南)。
1階のサブ核には、ホームファッションや生活雑貨を扱う大型専門店「ハウスデコ」を導入。同店はホームセンター大手LIXILビバの新業態1号店だ。

 

 9月20日にグランドオープンした大型ショッピングセンター(SC)「イオンモール神戸南」は、やや特殊な立地環境によってSCづくりの方向性がおのずと決まったと言える。その方向性、主な特徴は 1「核店舗のイオンスタイルでは生鮮強化」、2「約130店舗の専門店はバランスの取れた構成」、3「大型専門店テナントは特にデイリーニーズ対応を重視して誘致」、4「SC全体に『食』を強化」の4点である。

 そうした方向性を促した立地環境とは、まず道路を挟んだ向かいに神戸市中央卸売市場本場があること。そこでイオンスタイルでは野菜や果物、鮮魚の4割から5割の商品を中央卸売市場から直接仕入れている(鮮度がいいため売れ行きが大変好調だ)。

 今年7月、1.5km北に同じイオンモールの大型SC「神戸ハーバーランドumie」が開業。至近距離のためすみ分けが大きな課題だ。umieは広域型SCとして時間消費ニーズを軸にし、神戸南は都市生活者の“普段使い”への対応に注力した。

 一方で、建物の外には兵庫運河を背景にした遊歩道が設けられている。神戸らしいロケーションを楽しむのもいい。

3階のフードコート「Food Forest」には10店舗、800席を設けた。運河を眺めながら食事が楽しめる。
3階には大型アミューズメントの「ナムコ」を導入した。関西エリア初出店の「VR ZONE Portal」を併設。ホラーのVRでは二人連れの女性客の絶叫がひとしきり続いていた。
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  • 所在地/兵庫県神戸市兵庫区中之島2-1-1
  • 開店日/2017年6月30日(第1期)、17年9月20日(第2期)
  • 敷地面積/約1万1515坪
  • 総賃貸面積/1万1818坪
  • 営業時間/8~22時
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