記者会見の内容をまとめたダイジェスト企画、今回はイオンモールいわき小名浜。6月15日のグランドオープン前に並んだお客は3400人。6月12日~14日までの近隣住民を招待したソフトオープンでは約8万5000人が来館した、イオンの最新ショッピングセンター。その会見でイオンモールの吉田昭夫 代表取締役社長、イオンリテールの井出武美 取締役執行役員副社長 営業担当、イオンモールの鈴木康司 イオンモールいわき小名浜ゼネラルマネージャー、イオンリテールの荒井孝文 イオンスタイルいわき小名浜店長が語ったこととは。

(記者会見)イオンモールとイオンリテールの想い

吉田昭夫社長「賑わいの中心となるショッピングモールをつくっていきたい」

 

 イオンモールいわき小名浜は福島県、いわき市をはじめとした地域行政の方々、また警察関係者、消防の方々、地域の皆さまに大変ご協力いただき、ご理解たまわり、本日を迎えられましたことを改めて御礼申し上げます。

 当社は日本全国153カ所に大型のショッピングモールを展開しています。しかしながら、福島県にはイオンモールという屋号はなく、今回初めてイオンモールの1号店の出店となります。当社としても、東北の関東からの玄関口としての重要な役割を担っている福島県に出店することは大変光栄で、意義深いことと思っています。

 当モールの位置は、年間約200万人の観光客が訪れるといわれているアクアマリンパークなど、観光施設のある立地を生かし、また市街地とも有機的に結び付ける中継地点としての役割、これは小名浜の背後地開発事業の都市センターゾーンと位置付けられた事業計画のポジションです。賑わいの中心となるショッピングモールをつくっていきたいと思っています。

災害時の防災拠点となるような設計・開発も進めてきた

津波による浸水被害に備えて、1階をピロティ構造にし、駐車場にした。

 それともう1つが、万一の災害時の地域の皆さまの一時避難所、そういった形での防災拠点となるような設計・開発も進めてきました。先週の6月5日、グランドオープンを万全の体制で迎えたいということで、従業員約400名が参加した火災や地震発生時、また津波の発生時の防災訓練を実施しました。自治体、外部パートナーにも協力いただき、電力供給や車載基地局を活用した通信設備配置など、発災時に必要な機能を構築する訓練も併せて行いました。本日のセレモニーの中でも、いわき市と津波一時避難に関する協定を結ばせていただきました。イオンは設備を充実するだけでなく、従業員が万一に際して慌てることなく対応ができるように定期的に訓練を実施しておりますが、当モールにおきましても地域生活のインフラとしての使命を果たすために、地域の皆さまと連携しながら、あらゆる事態に対応できるよう準備していきたいと思っています。

 当モールについていくつか紹介します。当モールは小名浜港背後地開発ビジョン計画において、都市センターゾーンと位置付けられています。そういうことも含めて、観光と連動した賑わい、人が集まるゾーンをつくっていくことを目指しています。出店は、東北初出店の13店を含む60の専門店が福島県初の専門店であり、福島県最大規模となる130店に出店していただいています。

物販に加え、アミューズメントや食専門店を強化

 

 隣接するアクアマリンパークと相互連携ができるように、物販に加えてアミューズメントや食専門店を強化しています。特に4階のレストラン街は『小名浜ダイニング』と名を付けました。3階のフードコートは『Food Forest』と名を付けましたが、2階の食物販も合わせると、飲食関連の専門店が約30店そろっています。さらに3階と4階と食のゾーンはどちらも海側に面しておりまして、アクアマリンパークと小名浜港を見られるベイフロントビュー、海を見ながら食事を楽しんでいただくというシチュエーションを設計上、取り入れました。

 また、ポレポレシネマズにも出店していただき、クラッシックハワイアンというコセンプトで内装をつくっていただいています。9スクリーン、約1300席と、施設規模もかなり大きなものを配置しております。隣接の観光地とわれわれが連携して、1日たっぷり遊んでいただける環境もつくっています。

「コト消費」をきっちりとこのエリアに持ち込む

 このいわき地区というのはロードサイドのお店が非常に多い立地。そういった中で、20年ぶりくらいになるかもしれませんが、ショッピングモールを出店。言い古された言葉になってきましたが、「コト消費」という部分をきっちりこのエリアに持ち込んでいきたいということから、今回、食の環境やエンターテイメント、お子さまが遊べる環境、そういったものをこの施設に盛り込む形で展開をしています。

 その他、ファストファッション、県内最大規模の無印良品、ファッショナブルな雑貨など、幅広い世代の方にお楽しみいただける店ぞろえになっています。

 最後になりますが、竣工の神事のときにご来賓の皆さまから、ぜひ復興のシンボルになってほしいというお言葉をいただきました。われわれ、従業員、精一杯努力して、賑わいづくりをして、復興が進んできたいわき市がさらに活気づくよう頑張っていきたいと思っています。