外食形式の新コーナー「ミートハンター」の導入により、グローサラント化に一歩踏み込んだ。外食化は人件費と設備投資がネックだが、グループ力の活用で課題のクリアを図っている。
マグロのサクもセンターで加工して搬入する。店内でパックして「ダイエー瀬田店」のラベルを貼る。見た目にはインストア加工と変わらない。
ダイエー直営農場で飼育されたオリジナル和牛「さつま姫牛」のコーナー。全25品目の商品は霜降り肉だけでなく、赤身肉の人気上昇に応えて「ランプステーキ」などもそろえた。

 8月11日にオープンした「ダイエー瀬田店」(大津市)は、ダイエーの“空白エリア”、滋賀県への1年半ぶりの出店で、場所は2016年2月に営業終了した旧グルメシティヒカリ屋瀬田店の跡地。同店は「イオンフードスタイル」での出店であり、新たな実験的な取り組みや、既存店でトライを重ねてきたチャレンジの“完成形”が見られる。

健康志向の高まりでサラダ市場の拡大が続いている。青果売場の「サラダ合衆国」のコーナーには、野菜を麺状にカットした新商品「ベジヌードル」を3品目投入した。

 一番の注目コーナーは、全社初導入の「MEAT HUNTER(ミートハンター)」。目の前で焼いたステーキやハンバーグなどを、専用レジを設けた対面カウンターで販売するという、外食店への挑戦だ。隣接するイートインで焼きたてを食べてみよう。

 イオンフードスタイルのコンセプトは、まず「料理したいニーズ」への対応。瀬田店では生鮮の鮮度や品質、価格に磨きをかけた。特にEDLP(エブリデーロープライス)を強化。また収穫から24時間以内に売場に並べる「R24」の農産物の鮮度にも注目したい。

「食べに行きたいニーズ」への対応では、生鮮や惣菜の店内作業をPC(プロセスセンター)化し、その分の人時をグローサラント化に振り向ける実験を瀬田店で実施。精肉と鮮魚の厨房はわずか2、3坪だ。PC化は肉で90%(通常85%)、魚70%(同60%)、惣菜60%(同50%)を見込む。しかし売場での商品の見え方は、店内加工と変わらないという。そこにも注目だ。

イオンフードスタイルの14店目。1km商圏内の人口が約1万世帯、約2万3000人と厚みがあり、20~40代が約45%と比較的若い世代が多い。
  • 所在地/滋賀県大津市一里山1-3-1
  • 開店日/2017年8月11日
  • 売場面積/649坪(直営614坪)
  • 営業時間/8~22時
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