今回の覆面調査結果として、全ECサイトのデータを表にまとめました。また、次のページではファッション業界のEC専門家である川添隆氏の総括を紹介します。

(取材・文/『ファッション販売』編集部)

〈各企業のレポートはこちら〉

各社無難な対応だが意外な点で格差が見えてきた!

 今回の調査では、自社運営、デベロッパー運営、ECメインの企業運営などの14サイト(①ゾゾタウン、②アマゾン、③カエルパルコ、④ストライプデパートメント、⑤ロコンド、⑥アンドモール、⑦アイルミネ、⑧フラッグショップ、⑨ベイクルーズストア、⑩ウサギオンライン、⑪ユニクロオンラインストア、⑫無印良品ネットストア、⑬ドットst、⑭ワールドオンラインストア)について、3月11日から25日にかけて調査員2人で会員登録、注文から受け取り、開封後までを検証。その後消費者の目線でサイトづくりや見やすさ、サービスの内容などについて調べた。

 通常の接客覆面調査と異なり、それぞれ細かな条件が異なるため明確な点数やランキングは付けていないが、全てのサイトでトラブルなどはなく正しく商品が届けられた。

 各社の条件が同じになる送料、決済方法の種類、受け取り方法の種類などは下の表で比較している。一見同じような商品を扱う、似たデザイン、サービスのサイトであっても、届いた商品の状態やサイトの見やすさなど細かな点に差が出ている。詳しいサービス内容や評価については〈こちらのページ〉を参照。

 当たり前のことだが、ネット通販での購入は本当に便利だ。しかし、サイズ選びに頭を悩ませたり、思い通りの日に届かないことがあるし、付加価値というものはほとんどない。アパレルに限らずネット通販は既に私たちの生活に欠かせないものになっているが、ショップスタッフや店舗関係の仕事をする読者の方々は、対面での接客の付加価値がリアル店舗には必ずあることを忘れずに自信を持って働いてほしい。この調査結果から得た知識が日々の仕事に何か役立ったらうれしく思う。

(『ファッション販売』編集部)
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