年々規模が拡大し、ファッション業界においても不可欠になったネット通販。店頭に立つスタッフにとっては時にはライバルであり、時には心強い味方でもあります。ライバルであっても味方であっても相手のことを知っていないと対策や協力はできないもの。改めてEC(電子商取引)のシステムや現状を勉強してみましょう。

 接客の覆面調査に近い方法で14サイトの商品を実際に購入し、サイト作りや梱包などを細かく調査・評価しました。

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[6]アンドモール――在庫表示、デザインなどの改善が必要

http://mitsui-shopping-park.com/ec/

アンドモールのトップページ。クーポンの告知が目立つ。

 昨年11月にららぽーとなどを運営する三井不動産、三井不動産商業マネジメントが開設したアンドモール。調査結果としては全体的に無難な対応で、サイトがやや見にくい程度で突出したところはあまりなかった。

 注文から到着までがやや遅かったが、商品が店舗から発送される場合と倉庫から発送される場合のどちらもあるシステムなので、商品やブランドによって到着にばらつきがあるのかもしれない。

パルなどでも導入されている「スタッフスタート」。ショップスタッフ用の取り寄せ、ブログ投稿、梱包などを一括管理できるアプリだ。

 このサイトの特徴はショールーミング目的でららぽーとに来店した場合に、その後サイトで商品を購入するとそれがショップスタッフとリアル店舗の売上げや評価につながる点。今回の調査では店舗までは行かなかったが、三井ショッピングパークのリアル店舗との併用で見方は少し変わってくるかもしれない。

 反対にWEBルーミングも可能で、欲しい商品を検索し、店舗在庫をチェックすることができる。しかし、実際は参加していないブランドや店舗があるようで、在庫が表示されないところがあった。表示されるところとされないところのばらつきをなくすか、分かりやすく表示してほしいと感じた。

 今のところは特色不足だが、現在取り扱いブランドを増やしている最中で、今後は画像検索機能や店舗の商品タグから検索できる機能などの実装が予定されているので、そちらに期待したい。