年々規模が拡大し、ファッション業界においても不可欠になったネット通販。店頭に立つスタッフにとっては時にはライバルであり、時には心強い味方でもあります。ライバルであっても味方であっても相手のことを知っていないと対策や協力はできないもの。改めてEC(電子商取引)のシステムや現状を勉強してみましょう。

 接客の覆面調査に近い方法で14サイトの商品を実際に購入し、サイト作りや梱包などを細かく調査・評価しました。

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[4]ストライプデパートメント――
差別化は○ 今後のコンテンツ追加に期待

http://stripe-department.com

ストライプデパートメントのトップページ。サイト独自の画像のセンスが良い。

 2018年2月にサービスを開始したばかりのストライプデパートメント。40代女性をターゲットにその名の通り百貨店のような品揃えを目指している。

 他のモール系のサイトは商品の品揃えや取り扱いブランドがおおむね10代~30代向けで似通っていることも多いので、もう少し上の年齢層を狙ったことで商品はある程度差別化ができていると感じた。ただしその分商品の平均単価は他サイトより高い。

 今回の調査では特に気になるような悪い点はなく、ごく普通に使いやすいサイトだった。特徴としてはサイトオリジナルの画像のセンスが良い。外国人のモデルを起用し洗練されている印象。

 また、サービスを開始したばかりだがパーソナルスタイリング、試着サービス、AIチャットボット、手持ちの服とサイト上の商品のサイズを比べられるバーチャサイズなど他社で採用されている主立ったサービスが現段階で既に一通りそろっているのも魅力だ。このECを成功させたいという気合がうかがえる。

 一方で物足りなかった点はコーディネートや読み物コンテンツがまだ少なかったことだ。これはまだサイトがオープンして間もないからだと思われる。百貨店というコンセプトを維持しつつ他にない見せ方の読み物やコーディネートページなどを今後は期待したい。