年々規模が拡大し、ファッション業界においても不可欠になったネット通販。店頭に立つスタッフにとっては時にはライバルであり、時には心強い味方でもあります。ライバルであっても味方であっても相手のことを知っていないと対策や協力はできないもの。改めてEC(電子商取引)のシステムや現状を勉強してみましょう。

 接客の覆面調査に近い方法で14サイトの商品を実際に購入し、サイト作りや梱包などを細かく調査・評価しました。

〈他企業はこちら〉

[5]ロコンド――見やすく買いやすいが特色不足

http://locondo.jp

ロコンドのトップページ。靴が人気のサイトのためトップページも靴を押し出している。

 業界トップのゾゾタウンに対し「2位グループを作りたい」と表明するロコンド。靴の取り扱いが多いのが特徴で、アメリカの人気靴通販サイト「ザッポス」をモデルにスタートした。

 今回の調査で分かったことは非常に使いやすいサイトであるということだ。基本的にストレスなく買物ができた。配送方法・送料が細かく選べることも評価できる。配送方法・送料の選択肢は今回の調査では最も多く、そのサービスの名称も遊び心があると感じた。

一部の商品以外はお届け日時が細かく選択できる。「急ぎません。便」という名称はユニークで分かりやすい。

 しかし、服の商品数は他サイトと比べて少なく、靴に関しても同じ商品が他サイトで買えないわけではない。返品無料の試着サービスが売りだが、導入しているところは他にもあるので「靴を含めてファッション通販を利用したいときにあえてロコンドを選ぶ理由」がまだ足りない。

 靴を前面に出しているだけあって、サイズや色だけでなく横幅やヒールの高さ、素材などで細かく絞り込めるのは便利。リアル店舗の靴店の場合は適した横幅や好みのヒールの高さ、素材ですぐに商品を絞り込めることは少ないように思うので、そこがEC(電子商取引)の利点だと思った。アパレルに関しても素材で絞り込めたらいいのではないだろうか。

 操作性においては快適なサイトなので、もう少し特色を出して他サイトとは違う魅力や買物の楽しさを演出してほしい。今後に期待したい。