4年に一度のサッカーの祭典、ワールドカップがロシアで始まった。個人的には序盤の予選リーグも楽しみの一つだ。それは、それぞれが厳しい予選を勝ち抜いた32カ国の全てのチームが見られるから。その国のユニフォームはホーム&アウェーでデザインが異なるものの、その代表ユニフォームにもトレンドが反映されているので見ているだけで楽しい。これからご覧になる人もこれから見ようと思われている方も、きっとお気に入りの国のユニフォームを見つけて応援してみるのも面白いかもしれない。

 そこで今回は、米国メディア『CBS・スポーツ』のワールドカップに出場する32チームの「ユニフォームランキング」の結果から。私の簡単な解説と合わせてお楽しみいただきたい。

*(  )内は供給メーカー

ドイツは準々決勝に進めず、ポルトガルは準々決勝で敗退

10位:コロンビア(Adidas)

 1990年イタリア大会でのカルロス・バルデラマが(通称:ライオン丸でお馴染み!?) ファッションアイコンに。その当時のユニフォームにインスパイアされたデザインを採用した。

9位:ドイツ(Adidas)

 ディフェンディングチャンピオンのドイツのデザインも1990年チームデザインがベース。しかし、今回のデザインの特徴はドイツの国旗カラーと関係のない灰色の色合いを使っていること。中心にゴールドの受賞者バッジがデザインされているのもポイント。

8位:ポルトガル(Nike)

 特にコメントなし。

7位:クロアチア(Nike)

 初出場で、いきなり大会3位で終えた1998年フランスの大会が記憶に新しい。今回もクロアチアの国章に使用されている紅白の市松模様を基調とした。

6位:スペイン (Adidas)

 今回のデザインは1994年大会のデザインをオマージュ。1994年大会はスペインが準々決勝まで勝ち進んだ大会だった。それは2010年大会で優勝するまでの最高位だった。

5位:フランス(Nike)

 愛称はレ・ブルー(Les bleus - 「青」の複数形)、ル・コック 「雄鶏」の意味。そういえばユニフォームの左胸に入っていますよね。

4位:アルゼンチン (Adidas)

 国旗の色を基本にブルー×ホワイトの3本ストライプは、もうお馴染み。今回は1993年コパアメリカ優勝モデルをオマージュしているそうだ。

ベルギーに勝ってナイジェリアが優勝!

3位:ブラジル (Nike)

 カナリアイエローとして有名なブラジルユニフォーム。左胸のブラジルサッカー協会(CBF)のワッペンの5ツ星はブラジルがW杯で優勝した回数を示している。

2位:ベルギー (Adidas)

 胸部分にあしらわれたアーガイルデザインは、恐らく賛否両論。これは1984年のユーロ大会で採用されたデザインをオマージュ。この大会でエンツォ・シーフォというスターを生んだものの、チームは予選リーグであえなく敗退。今W杯で過去の敗退を払拭して悲願の優勝となるか。

1位:ナイジェリア (Nike)

 ホームユニフォームのレプリカは発売後、数分で完売したそうだ。今回のスーパーイーグルは1994年にW杯に初出場した当時のデザインをオマージュ。鮮烈なデザインパターンは鷲の翼をイメージしたフェザーパターン(羽模様)。素材はNikeの最新技術を駆使して軽量化に成功し通気性も向上させた「ヴェイパーニット」を採用している。

惜しい!日本は11位だが、ベスト16入り!

 以上、ランキング順位を追って見てみると圧倒的に1990年代頃のユニフォームを中心にモダナイズされたデザインが多い。これは世界的なファッショントレンドが1990年代であること、この「ファッション20年サイクル」は今も健在ですね。

 さてさて、肝心なわが国である日本はというと何と11位 (Adidas)。ベスト10にランキングは果たせなかったものの、ユニフォームデザインでは無事、グループリーグを勝ち抜きました! そして気になっていた日本代表チームの今回のユニフォームに、縦縞状に並んだドットはお気づきですか。あれは何でも武士の鎧をイメージしたデザインとのこと。さぁ、肝心な試合でも強豪撃破、決勝トーナメント進出を祈りたい!

頑張れっ!!日本!!! 頑張れっ!!日本!!! 

 大会前から、米国の経済制裁の影響からイラン代表チームへのシューズの供給をNike社が取り止めるといった報道がありましたが、主軸選手はNikeのシューズを履いていたようです(しかし、全体としてはアディダスが多かったように思います)。こんなスポーツの祭典にまで政治が影響してくるのは嫌ですね。そして今大会、全32チームのユニフォームのサプライヤー別リストは次の通りです。

 Adidas (12カ国)、Nike (10カ国)、Puma (4カ国)、New Balance (2カ国)、Umbro (1カ国)、Hummel (1カ国)、Errea (1カ国)、Uhlsport (1カ国)。

 今回は、独Adidasの採用が一番多かったようだが、他にもUmbro英国、Hummelデンマーク、Errea伊、Uhlsport独とヨーロッパ勢が占めた。

 もちろん、最期に決勝トーナメントを勝ち上がっていくチームを応援する面白さも、醍醐味であるに違いない。    

 頑張れっ!!日本!!!