毎日、しっかりと梅雨モードですね。夏特有の湿度が上がって、ジメジメ・ベタベタは何としても避けたい今日この頃。今年のアパレル各社は、ポリエステル素材をベースに凹凸加工で肌接触を減らして軽量、吸湿、速乾で嫌な季節を快適に過ごす提案がトレンドです。

25℃を超えるとアイスやそうめんが売れる

 一般的に夏物商品の場合、気温が20℃前後になると半袖シャツが売れるようになり、25℃を超えるとアイスクリームやそうめんが売れる。28℃くらいから日焼け止めクリームの売上げが伸びて、ビールの消費量が大幅に増加する。ここから気温が1℃上がるとビールは大瓶で約1000万本も消費量が増加するともいわれているようだ。

 天気に関して、もひと雨で15%も客足が落ちるといわれ、気温や天気は商売に大きな関係があることが分かる。天候デリバティブという金融派生商品まであって、気象現象の条件を定め、その条件を上回れば(あるいは下回れば)自動的に補償額が支払われる権利を取引する。

なぜ、古傷が痛むと天気が悪くなる?

「頭が痛むと天気が悪くなる」とか「古傷が痛むと天気が悪くなる」と天気と人体に関する話を聞いたことがある人も多いだろう。

 これは「気象病」とも呼ばれるそうで、その主な要因として挙げられるのが急激な温度変化だといわれている。気温の変化があまりに激しいと交感神経が刺激を受け、自律神経のバランスが崩れて以前に骨折した古傷などが、痛んだり頭痛が起きたりする。

 また、気圧の低下も影響するようだ。急激に気圧が下がると軽いうつ状態になり精神不安定になる。だから精神的に敏感な人は、仕事に集中できないとか会議などでの問題解決の能力が低下するとの米国での研究結果もあるほど。

 では、この急激な気温の変化、気圧の変化が起こるのはどういうときかというと、寒冷前線が通過するときで、この寒冷前線が交感神経を刺激して、自律神経を狂わせ古傷の痛みや頭痛、神経痛等を起こすのだといわれている。そして雨の翌日になって低気圧が過ぎて晴れてしまうと逆に非常にさわやかな気分になる。これは気圧が急上昇して空気中のホコリも雨で洗い落とされるからだという。

 何とも嫌われがちな雨ではあるが、ときには万物を濡らす恵みをもたらしてくれる。同じリズムで降る雨音の調べには人の心のイライラや不安を解消し、心地良い穏やかな状態に引き入れてくれる「ゆらぎ」効果が期待できる。この「ゆらぎ」効果とは、私たちの脳波のα波と同じ周波数を持っている。他にも林を渡って吹き抜けていく風の音、小川のせせらぎなど、ヒーリングミュージックに収められる音源と同じ効果があるようだ。

今年の梅雨は今のところ「男梅雨」

 そんな気持ちで雨と向き合いたいものだが、雨の表現もいろいろあるようで、梅雨期だけでも「入梅」「走り梅雨」「迎え梅雨」(5月中旬から下旬にかけてのぐずついた天気)、「送り梅雨」(梅雨明け頃の雨の名前)、「戻り梅雨」「返り梅雨」「残り梅雨」(梅雨明け後に雨が降り続くこと)、「空梅雨」「男梅雨」(雨が降るときは短期的に集中して降り、降らないときはすっきり晴れている梅雨)、「女梅雨」(あまり強くないが雨がしとしとと降り続く梅雨)。今のところ今年の梅雨は「男梅雨」といったところだろうか、これからも続く梅雨とも上手に付き合っていきたいものだ。