ニーズが多様化したり、共働き家庭が増えたりと、顧客のライフスタイルの変化に合わせて小売業もさまざまな面で対応をせまられています。なかでもとくに忙しい小さな子どものいる子育て世帯はどのようにスーパーマーケットや小売店を利用しているのでしょうか。

 首都圏で2~6歳の育児をしている3人のお母さんにスーパーマーケットや総合スーパー、ネットスーパーについて本音をお聞きました。

この方々に聞きました。
Iさん 42歳 専業主婦 長男:小1(6歳)
Mさん 46歳 専業主婦 長女:幼稚園年長(5歳) 長男:2歳
Eさん 43歳 専業主婦 長女:幼稚園年長(5歳)

<<第1回 本音の座談会!「子連れで買物」の面倒さ

子どもと一緒によく行くスーパーマーケットは?

――よく行く、または好きなスーパーマーケットはありますか。

Iさん:近所のマルエツやイオンによく行きますが、車でオーケーストアまででかけることがあります。

Mさん:イオンより安いんだよね。

――価格が安いと、車を出しても行きたいということですか?

Iさん:うーん、他のお店で買うと高い無塩せきハムや、ウインナーが安いからかな。

Mさん:そうそう、発色剤不使用のものがそろっているの。お菓子やピザも安くて、ピルクルもこのあたりでは最安値(笑)。毎日飲んでいるから助かります。

Iさん:ヨーグルトも安いですよね。乳製品がお買い得で、駐車場代がかからないので利用しやすいです。子どもが好きなものがそろっているという感じで。

Mさん:買い物カートが駐車場の返しやすい場所にあるのもいいよね。

――他に好きだったり、行きやすいスーパーマーケットはありますか?

Eさん:(平日は近くのマルエツに徒歩で行くけれど)マミーマートの生鮮食品が好きなので、土日に車を出して買いに行って、ついでにトイレットペーパーなどの重いものを買いだめしています。

Mさん:好きなところといえば、角上魚類かな。(IさんとEさん「好きですー。美味しいですよね。」)

 そうそう、お刺身とかお魚は他のスーパーマーケットと全然違うから、わざわざ車でも行く感じ。

Eさん:大人気だから、駐車場待ちの車が行列しているくらい混んでいるよね。

Mさん:よく行くところだと、私はイトーヨーカドーに慣れちゃったから、そこしかいかなくなるかも。商品の置き場所を把握しているから、迷わなくていいかな。

 スーパーマーケットってお店によって入り口に乳製品か、野菜か、パンかって置き場所が決まっていますよね。できるだけ無駄なく買うためにいつものところがいいです。(うなずくEさんとIさん)

――イトーヨーカドーに一番よく行くようになったきっかけは?

Mさん:きっかけは、nanacoカードにチャージしたらすぐハッピーデー(8のつく日が5%オフ)だったのか、お米を買うと5%オフになったことです。うちはお米をたくさん食べるので、ハッピーデーを狙ってお米を買うようになりました。

こんなスーパーは入りにくい

――逆に、子連れで入りにくいスーパーの特徴はありますか?

Eさん:通路が狭いところですね。(うなずくMさんとIさん)

 ベビーカーで買い物に行くと、コーナーを曲がり切れずに何度も切り替えしをしたりして……。

Mさん:でもイオンは、通路が幅広すぎて動くのがおっくうになるの(笑)。レジまでが遠く感じてしまってなんだかなあと……(EさんとIさん笑う)

Iさん:2階建てのスーパーは面倒ですね。ベビーカーを使っていると、わざわざエレベーターを使って上り下りしなくてはいけないので。

Mさん:私の近所のマルエツはオフィス街にあってお弁当を利用する人が多いのか、1階がお惣菜や飲み物で2階が生鮮食品なんですよ。そういうレイアウトは面倒なので、あまり行かないかな。(MさんとEさん「行かないですねー」)

Eさん:スーパーマーケット自体の話ではないけれど、一時期イオンのお会計後のカゴに取っ手がついていなかったんですよね。

IさんとMさん:あったねー!

Eさん:あれだと持ちにくいし、抱っこ紐で前抱っこしていると前が見えないし、腰に負担がかかるしで持ちにくかったです。今は無くなりましたよね。

想像の斜め上を行く子どもの行動

――子どもと一緒で困ったことはありますか?

Eさん:スーパーに行くと、子どもはお菓子売り場に直行しますね(笑)。(うなずくIさんとMさん)

Iさん:息子がデジタル表示の値札や冷蔵庫のスイッチをいじろうとしたり、商品を並べ替えようとするので冷や汗をかいています。年少くらいから始まって、小学1年生になった今でも止めてくれないので、安心できません。

Mさん:うちの場合は、ベビーカーに乗っている子ども(2歳)が両手を左右にめいっぱい広げてあらゆるものを触ろうとします。だから商品を触らせたくなくて必然的に通路のど真ん中を行くことになっちゃう(笑)。

 他の人には邪魔だろうなと思いながら、野菜をベタベタ触られてはいやなので、しょうがなくやっていますね。気付かないうちに大袋に入っているトマトを、どこかから1つだけ取りだしていたなんてことがあるから油断できません(笑)。

 

>>続く

次回は「ネットスーパー」について伺います。