予約はホームページよりインスタグラム

 料理教室を開講するに際してホームページを作成した。また、開講前に2017年8月から10月にかけてトライアルを3回行った。清成氏がムスリムの友人に依頼して、日本在住のムスリムに料理教室を体験していただき、食事をしてもらった。

 料理教室の第1回は今年の2月18日。生徒は在日ムスリムの30代の女性が2人。受講のきっかけはトライアルを行っていた当時にここの存在を知り、受講したいと思っていたという。

 料理教室は現状3コースがある。

・ラーメン、餃子、抹茶プリンコース

・チキンカツカレー、牛しゃぶサラダ、抹茶プリンコース

・お好み焼き、つみれ汁、抹茶プリンコース

ラーメン、餃子、抹茶プリンコースの料理。
チキンカツカレー、牛しゃぶサラダ、抹茶プリンコースのチキンカレー。
お好み焼き、つみれ汁、抹茶プリンコースのお好み焼き。

 受講料は1回8000円(子供5600円)。1回に受講できる数は4人まで。男性も受講できるが女性と一緒に参加することが条件。開講中は英語の通訳がついている。

 さて、5月17日よりラマダン(日の出から日没まで食べ物と飲み物を断つ)に入ったために6月の中旬まで料理教室への申し込みはないが、それまでは週に1回のペースで開講していた。

 料理教室を継続して顕在化したことは、申し込みをする人がホームページよりインスタグラムからの人が多くなったこと。清成氏は料理教室を開催するたびにその様子をインスタグラムにアップしているが、その画像を増やしていくにつれてフォロワーの数が著しく増えていった。

 インスタグラムでは、何曜日にどれだけ見られているか、どの画像が多く見られているのか、見ている人の男性と女性の比率や年代層も分かる。開講した当初は18歳~24歳と若い世代が多かったのが、アクセス数が増えるにつれて、年齢層が広がってきた。見ている場所は国別では日本が多いが、都市別では、ジャカルタとシンガポールが1位となっている。5月17日の段階でフォロワーは922人であるが、うち日本人は20人程度で、それ以外のほとんどが海外のムスリムである。

 これらのフォロアーが清成氏のインスタグラムの存在を知ったのはハラールメディアジャパンのサイトからという(本連載第1回で紹介したフードダイバーシティが運営)。同社のホームページに記事を掲載してもらい、インスタグラムにあげてもらったところ一晩でフォロワーが100人増えたという。

 予約の入り方は、まず、インスタグラムに受講の問い合わせが入る。「〇月〇日に東京に行くが、料理教室を受けられるか?」という具合。それを清成氏がホームページに誘導して料理教室の詳細を見てもらう。ちなみに3講座のうち、「ラーメン、餃子」の人気が最も高い。清成氏の料理教室のラーメンは「サムライラーメン」を使用している(化学調味料・合成着色料・保存料不使用/本連載第2回で紹介)。

 ラマダンに入る直前にインドネシアのムスリムのファミリーが受講した。清成氏は彼らに「なぜ私の料理教室のことを知ったのか」と尋ねたところ、「名古屋のムスリムの友人から、東京に行ったら絶対にヤヨイ(清成氏の名前)のところに行くべきだ」と勧められたのだという。このようにしてインスタグラムを介したハラール専門料理教室の情報は熱心に読まれている。

ラマダンに入る直前にインドネシアのムスリムのファミリーが受講した。