いずみ鯛(右上)と切り身。
商品を持つ、イオンリテール株式会社 商品企画本部 水産商品部長 松本金蔵氏。

 2018年5月30日より、沖縄を除く全国のイオンの店舗、最大1300店で「トップバリュ asc認証 いずみ鯛」が販売される。これにより同社のasc認証商品は9魚種18品目となった。売上げ規模で年間8億円を目指す。

 ASC(Aquaculture Stewardship Council:水産養殖管理協議会)とは持続可能性に配慮した養殖を行う事業者と商品に与えられる国際認証。さらにいずみ鯛は体重を1kg増やすのに必要な餌の量(増肉係数)が1kg未満で済むため、養殖の効率が良く環境に優しいという。

 いずみ鯛(正式名称はナイルティラピア)は海外では広く食べられている魚だ。淡水魚でありながら鯛に似た淡白な味わい。20年ほど前に日本で販売していたことがあるが、当時は養殖技術の未熟さなどのため味が悪く、受け入れられなかった。今回は養殖技術の向上に加え餌を変えるなどの工夫で臭みを取り、食べやすくなっている。

 価格も真鯛やカンパチよりも抑えた。夏に向けてサラダやカルパッチョなどの時短メニューを提案していく。

MSC、asc認証商品を集めた「フィッシュバトン」のコーナー。asc、MSC商品の売上げ比率は水産物全体の約10%、構成比は約8~9%だという。
刺身用切り身と調理済みのサラダがどちらも1パック298円。右側はasc認証サーモンの「ごちそうサーモン」。