最近、一人暮らしをしているEちゃんが「暇さえあればネットショッピングサイトを見ている」と言うので、「ナニ?ちょっとその話詳しく聞かせて!」と激詰めして、詳細を聞かせてもらいました。

 話を聞いてみると、消費者の声としてとても大切なエッセンスが含まれていると感じられたので、本人許可を得て共有します。

「これは一個人の感想だよ」と前置きした彼女が上げた意見は、以下です。

<ネットショッピング>

・量が膨大でキリがないから時間がかなり奪われる(効率が良くない)

・キリがないから疲れやすい、失敗しやすい

・セール品は失敗しても返品できない

でもこれは、やってみないと気付かなかったことだなぁ」とEちゃん。思わず「分かる……!」と全力同意する私。

選択肢が多いと人は悩む 

 今は、キーワード検索の能力が高ければ、AmazonでもGoogleでも一発で欲しいものに簡単にたどり着くことができます。商品名が曖昧でも、予測されるワードまで出してくれる至れり尽くせりの時代です。

 でも、具体的に欲しいものが決まっていないとしたら? 私もネット通販で洋服を買おうと思った際には「色」や「アイテム名」で絞り込みをかけますが、大抵恐ろしい数の検索結果が出てきて途方にくれます。

 私の検索力が弱いという説もありますが、「そうそう、似たような服がたくさん出てくるからね!」とEちゃんも同意。彼女のネット通販サイトのお気に入り欄には、似たようなカーキ色のパンツがぞろぞろ並んでいるそうです。

 いや、サイトの作りとしては間違っていないんです。それだけ多くの商品の中から選べるというのは、いいことです。でも「これは、少なくとも好きなブランドが決まっているか情報強者じゃないと探せないな~……」と、洋服好きの私でさえ思ってしまいました。

 買う側として、具体的に「予算はいくらまで、形はこんなで、色や柄はあれで」などイメージが固まっていれば膨大な検索結果の中から絞り込みもしやすいのでしょう。けれどプロとしての商品知識を持たない大抵の消費者ニーズとしては、「新しいトップス欲しい。できればそれに合うようなスカートも欲しいかな」くらいの温度間なのではないでしょうか。

 Eちゃん曰く、「ネットショッピングだと迷っている時間が長かったりして、お店だと即決できる」。確かに旅行を申し込む際にも、インターネットで行き先を固定して旅行会社や他のプランと比較して検討するよりも、カウンターに行って要望を伝え、窓口の人のオススメプランを掲示された方がサクッと決断できます。