シマダヤホーム&ライフ高知店の店頭

 ニトリ独り勝ちと言われる家具業界ですが、高知で快進撃を続けるシマダヤホーム&ライフは負けていません。シマダヤは高知市に本店があり、高松店に2店舗、その他ダイソー店と楽天市場店を含めて全部で 6 店舗あります。

 買物を大いに楽しんでもらいたいと願う小松正敏社長は『日本一POPの多い店』を目指しています。今回はシマダヤの売場づくりと1階から3階まで 2000 坪の売場に手書き POP を根付かせていった話を紹介します。

本店のリニューアルは大成功

 それは 2015 年 7 月のことでした。シマダヤホーム&ライフ高知店がリニューアルオープン した 2日目の朝、小松社長からメールが届きました。

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(前略) 

昨日(リニューアルオープン初日)開店時間には250人ほど来場してくれ、その後30分後には駐車場が満車になり、来るは、来るは、その後もひっきりなしに車が押し寄せ、夕方5 時過ぎまで満車状態が続き、隣の駐車場も終日借りました。W店長は不安から感涙にかわ っていた状態です(笑)。社員も全員が明るく元気に大きな声で店内を盛り上げてくれ社員の成長を感じました。 本日(2日目)も現在(10:50)満車状態です。売上計画も全てが達成でき、おそらく(激安価格訴求ではない状態での)私の商売人生で最高の入りではないかと思います。

(後略) 

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 来店頻度が低い家具店は、その頻度を高めるため、雑貨を扱う店舗は多い。シマダヤも同じです。本店の高知店は1階が雑貨、2階が家具、3階がベッドの売場でトータル2000坪です。

 小松社長は「1 カ月に一度は行かずにいられない」店舗にするため、1階の雑貨コーナーを海外のマルシェ風の売場に変更しました。リンゴ箱風の杉箱を何千個も作り、それを積み上げ、屋台を50作りました。その50の屋台の雑貨コーナーを“アレコレ市場”と命名したのです。

 この案が決まったとき、思い切った売場改装に従業員全員が猛反対しましたが、社長が根気よく説得しました。杉箱が積み上げられ、楽しい売場が見えてくると、社員もイキイキと売場を作り、POPをどんどん書いていき、手作り感のある売場になりました。今も全国の家具店が視察に訪れるほど魅力的な売場です。

改装前の店内の様子。普通の白い陳列棚で、手書きPOP は少ない
リニューアルオープン時のアレコレ市場