ゴルフを長年やっていると痛いところがないことって無いですね。皆さんは痛いところばかり、マッサージしていませんか?

 これって間違いです。体が痛くなる理由はいろいろあり、痛いところだけが理由とは限りません。

 例えば、右肩が痛いとします。すると右肩周辺、右首周辺をマッサージしたくなりますね。でも、体の前の胸筋が悪さしていたり、左側が悪さをしたりしていることが多いのです。

 体はバランスが大事なのです。これは経営も同じです。バランスよく多面的に現場を見ることが必要です。今日はテニスボールとストレッチポールを使ったセルフマッサージ法を紹介します。

テニスボールとストレッチポールを使います

 そもそもマッサージとは硬くなった筋肉を動くようにして、肩こり、腰痛等の解消や関節の稼働域の改善を行うものです。ところで皆さん、筋肉が硬くなる理由は何だと思いますか? そんなの簡単、筋肉の繊維そのものが硬くなる現象だと思い込んでいませんか?

 実は、よくよく調べると面白いことが分かりました。筋肉の繊維が硬くなっていることに加え、筋肉と筋膜が癒着し、動きづらくしている理由もあるのです。マッサージを施して筋肉の繊維を柔らかくすると動きがよくなるのですが、筋肉と筋膜の癒着を剥がすことも同時にやらないと、効能は半減し再発するのです。

 今回紹介するテニスボール・ストレッチポールによるセルフマッサージはこの癒着解消に効能があります。当然ですが、筋肉と筋膜の癒着はどんなにストレッチをしても解消できません。

セルフマッサージは反対側・裏側がポイント

 セルフマッサージでは、動きづらい場所の反対側、裏側まで施すことがポイントになります。動きづらい理由に反対側、裏側が悪さをしていることが多いからです。

  • ①腰、股関節のセルフマッサージ

 腰、股関節はテニスボール(硬式用)を使用します。まず仰向けに寝転がります。お尻の柔らかく窪んだ部分にテニスボールを当て、腰を優しく動かし、テニスボールをコロコロします。初めは全体重をかけず、痛気持ちいい場所を探します。慣れてきたら全体重をかけてみます。左右のお尻、1分行いましょう。 

 次に体を横向きにして、骨盤の横周辺にテニスボールを当てコロコロ、こちらも最初は全体重をかけないで、痛気持ちいい場所を探します。左右1分。

 最後に、足を投げ出して床に座り、骨盤の前をテニスボールで軽く押し付けます。

 このようなマッサージを続けることで、股関節の動きの改善、腰痛改善・予防につながります。この効果はスワットの姿勢(相撲の仕切りの姿勢)での腰の落ち具合、また左右のバランスをみることで自覚できます。

  • ②肩のセルフマッサージ

 肩もテニスボールを使用します。腰同様に床に仰向けに寝転がり、左右の肩甲骨をテニスボールで優しくコロコロして痛気持ちいいところを探します。次に、左右胸筋をテニスボールでコロコロして、痛気持ちいいところを探します。

 このマッサージは肩の稼働域改善、肩こり予防につながります。この効果は両手甲を腰骨につけた姿勢で、両肘を前、後ろに動かすことで分かります。石川遼プロやプロ野球の大谷翔平選手は肘が前後90度まで稼働し、彼らの肩甲骨の稼働域の広さには凄いものがあります。

  • ③ふくらはぎ、太もものセルフマッサージ

 こちらはストレッチポール(長さ90㌢、直径15㌢ ウレタン製)で行います。足を前に投げ出して床に座り、ストレッチポールに左右ふくらはぎを乗せ、コロコロして痛気持ちいいところを探します。この姿勢でふくらはぎを上下にずらしたり、左右にずらしたりします。

 次に膝裏、太もも裏にまでずらしてコロコロします。それが終わったら、うつ伏せに寝て、ストレッチポールをすねにあてコロコロ、太ももの前側に当ててコロコロ、角度を変えてコロコロ、このすねと太ももの前は非常に痛気持ちいいです。

 この効果を自覚できるストレッチが前屈です。特にふくらはぎは第2の心臓と呼ばれ、血圧を下げる効果があると言われています。

 これらテニスボール・ストレッチポールでのコロコロマッサージは筋膜を剥がすためのもので、ツボに入り過ぎて筋肉を痛める心配はありません。素人が行うマッサージの道具としては最適です。