「イオンスタイル西風新都(せいふうしんと)」は、「THE OUTLETS HIROSHIMA(ジ アウトレットヒロシマ)」の1階中央にある2416㎡のスーパーマーケット(SM)。

「なみのわガレージ」(「暮らし」や「こと」のスタイルを提案する集いの場)と「にしかぜダイナー」(フードコートやレストランなど飲食ゾーン)の間に位置する、従来とは異なる取り組みや展開をする『新しい食の一大ゾーン』となっている。

ステーキなど提供するグローサラントにはバルも

「旬・旨さ・HIROSHIMA・新たな発見を感じる・味わう・持ち帰る」をコンセプトに、販売している食材を使ったメニューをオーダー形式で提供するグローサラント型店舗。イートインスペースは総席数が約280席と広い。

 畜産のステーキショップ「ガブリングステーキ」、水産の海鮮丼「魚魚彩(ととさい)」、生パスタ「ペルグラーノ」、たっぷり野菜の彩りサンド「サンドイッチショップ」など、できたてメニューを数多く提供し、食事をゆっくりと楽しむ「ここdeデリ」を提案している。

 カスタムサラダと野菜中心の惣菜をその場で提供する「リワードキッチンプラス」(リワード=ご褒美)も展開している。フルーツショップ「Dépôt de sante(デポデサンテ)」では従来のジュースの他に、カットフルーツや果物も取り扱っている。

「イオンリカー」では、カジュアルなバル「TACHIMACHI BAR(タチマチバル)」を併設している。「たちまち」は広島弁で「とりあえず」の意味。広島の老舗蒲鉾店「坂井屋」の「もみじ天」などのおつまみを用意し、日本酒やワイン、クラフトビールと合わせて提供。気に入った商品は売場で購入できる。

 

さまざまな発見ができる非日常の楽しみを提供

 生鮮は農産物の「産直市場」、漁港直送の鮮魚、「こだわりのステーキ対面売場」を展開し、活気のある市場風の売場づくりを展開している。

 加工食品と菓子では、単一の産地と品種にこだわったイタリア産オリーブオイルをはじめ、パスタやチョコレート、クッキー、コーヒー、紅茶、香辛料などを充実。買物を通じて新しい「見・聞・楽」を世界各地の食材で提案している。

 さらに、地元民はもとより、遠方からの来店客も意識し、広島、瀬戸内の地場商品や特産品も各カテゴリーで投入。こだわりアイテムを取り扱うことにより、普段使いの店ではなく、さまざまな発見ができる非日常での楽しみのある売場に仕上げている。

 こうした取り組みや展開はアウトレットモール出店を強く意識したもので、非日常立地での新たな可能性を探る試みでもあり、既存のSMの在り方を問うことにもなっている。来店客がどのような購買行動を取るのか注目される。