5月はいかに生活者を自店に呼び込めるか

 冒頭にも触れた通り、天候に恵まれた4月だった。逆に初夏を思わせる暑さが前倒しされると、長袖を含めた春物が飛んでしまって一気に半袖が動き始めてしまうのも困りもの。うまく半袖とレイヤードさせながら完売を目指していきたい。夏に向けたプロモーションが本格的にスタートする中でUV対策」「涼感」「麻」の打ち出しが主要各社のキーワード。各社のオリジナリティや品揃え完成度によるしのぎ合いが続く。華やかに目に留まるシーズンプロモーションだが、実は基本的なワードローブしっかり充実している店が、多くの生活者からの支持を集められているのではなかろうか、そうした結果が見て取れた。

 5ゴールデンウィーク商戦の後半戦、そして母の日。夏のビジネスシーンを彩る「クールビズ」、後半にかけては「父の日」「梅雨対策」に万全に期したい月度。販売力のある企業は独自のセールスイベントを放ってくる中、いかに自店に生活者を呼び込むのか。囲い込みのための広範囲な戦略が求められる。有効な集客策が喫緊の課題となる月度と言わねばなるまい。

 

 また、カジュアル市場はTシャツ販売最盛期を迎える月度にもなる。ちなみに昨年の5月の渋谷・原宿地区のヤング・メンズ定点観測におけるTシャツの着用実績カラーは次の円グラフの通り。総撮影人数323人中162人がTシャツを着用。そのうち、無地84人、プリント58人、ボーダー11人、カモフラ柄1人、その他8という結果だった、ご参考までに。

*印の企業=20日締め/*1=小売既存+ネット通販既存の合算数字/*2=衣料品部門の数字/あくまで文中の売れ筋動向情報はIR情報および筆者視察によるものからです。