日本人のモモ肉志向が「安くてヘルシー」を生んだ!

 国産鶏肉の小売価格(全国)ではモモ肉は胸肉の1.5倍(平成28年度平均は100g当たりモモ肉140円、胸肉90円)です。

 海外では胸肉の価格の方が高い傾向ですが、日本人は脂身が多くジューシーなモモ肉を好むことがこうした背景にあります。

 従って、今回の胸肉ブームは人気がなかった部位だけに「安価で、ヘルシー」だった点も追い風になったというわけです。

 消費者の低価格・健康志向は続くとみられることから、今後も鶏肉消費は好調に推移するものと予想されます。

 この鶏胸肉(サラダチキン)ブームは、現代の日本人の健康には理にかなったブームです。

 リーズナブルでコンビニでも買える貴重なタンパク源。筋肉女子やメタボ男性だけでなく全世代にお勧めしたいポイントをご紹介しましょう。

8個ある「サラダチキンのここがすごい!」

(1)若さ、免疫アップには「肉類」が最強。鶏肉なら「良い脂肪」だから安心。

 体を作るにはタンパク質も脂質も必要です。若さや免疫アップには牛、豚、鳥など、動物性タンパク質がパワーを発揮します。ただ、とり過ぎると消化できず腸内で腐敗して免疫を下げてしまいます。現代の日本人は肉食に偏っている傾向があります。特に、牛や豚は血管老化につながる「飽和脂肪酸」が多く、免疫を低下させ、ガンのリスクになってしまいます。

 鶏肉は胸肉だと脂肪が牛肉の10分の1である上に、同じ脂肪でも血液サラサラにする「不飽和脂肪酸」が多いので、安心してお薦めできるのです。

(2)筋肉男子&女子、元気シニアも!筋力アップのゴールデンタイムは「運動後30分以内」

 加齢とともに、タンパク質を摂取しても筋肉を生み出す合成力が落ちます。65歳以上になると、全体の食事量も落ちるので効率的にタンパク質を取れる肉類をぜひ食べていただきたいと思います。鶏胸肉は100g当たりのタンパク質量が23gと牛肉の19gを上回っています。低エネルギー、低脂肪でダイエット中にも優しい優秀食材。

 1日のタンパク質目標量は男性60g、女性50g。サラダチキン1個は100g前後なので、1日の摂取量の3分の1がとれますね。

 また、筋力アップしたい場合、食べるタイミングは、運動後30分以内がゴールデンタイム。筋肉修復がされるときだからです。

 食事のタイミングの参考にしてください。

図表 牛肉・豚肉・鶏肉の100g当たりの栄養成分比較(日本食品標準成分表2015年版(七訂)より抜粋)

(3)「体内時計」を「やせる朝型」にする「炭水化物+サラダチキン」!

 

 近年明らかになってきた時間栄養学の第一人者・早稲田大学先進理工学部生理薬理学研究室柴田重信教授の研究によると、「体内時計」が肥満と大きく影響することが分かってきました。これは体内時計を朝型にすると、同じものを同じ量食べても、糖尿病や肥満のリスクが低くなるということ。

「体内時計」は老化とともに正確ではなくなります。眠りが浅くなったり、朝、目が覚めてしまったりするのもこのせい。これも太る原因です。体内時計を正しくリセットするのが「朝食」です。そして、そのリセット力が最強なのは「米やパンなどの糖質の高い穀類&タンパク質」のセットであることが分かっています。

 ダイエットの敵だと思っていた白米も、ふわふわのパンも、「体内時計をリセットすると考えれば、がまんぜずに食べてオッケー!

 

 そして、サラダチキンがベストパートナーとなってくれるのです。

 さらに暖かい飲み物と一緒に食べると胃腸の動きを助けてくれます。

 1日3食では「朝食2:昼食1:夕 食1」が最も太りにくいとのこと。

 セブン-イレブンの柚子こしょうや(イオングループの)トップバリュの国産丸大豆醤油、プレーンタイプに大根おろしも、ご飯にも合います。

 わさびじょうゆとプレーンタイプの組み合わせもお薦めですよ。ご飯派もどうぞ。