LED照明の国内比率を3割まで高める

 需要が増加しているLED照明の生産体制を整えるため、現在、中国の大連工場で8割、佐賀県鳥栖工場で2割という生産割合ですが、今回の竣工で国内比率を3割まで高める計画です。単品、大量生産品は生産性を上げるために、この自動化工場で生産し、タームを短くして市場に送り出す。人手がかかるものに関しては、今まで通り中国・大連で生産するという振り分けをしていきます。

 東京2020五輪・パラリンピックを見据えた大型施設や商業施設の建設、リニューアルが見込まれ、その需要も見越しての工場新設。BtoB事業拡大のためには自動化は欠かせません。また、昨年末に参入した建築内装事業へも事業を拡げ「ゼネコンさんのご要望がございますんで、業態メーカーといたしましては」(大山社長)ドンドン生産販売していく予定です。初年度200億円の販売計画を、5年後には400億円と「主力工場に育てていきたい」(大山社長)と話していました。

2万アイテムを収める自動倉庫もひとけがない

 

 

 また、物流拠点としての役割を果たすための自動倉庫も見せていただきましたが、あまりの規模と大きさに驚愕しました。長さ150m、高さ約30m、幅約90m。約5万2000パレットという国内最大規模の収容量を誇り、2万アイテムの商品が整然と収められています。商品は「パレット」という大きな木のすのこのようなものの上にのせられ、コンピューターで指示を出すとその所番地から商品が出てきます。自動倉庫の奥をのぞくと、突き当りがあまりに遠く、ひとけがないせいか、映画『ダイ・ハード』で逃げ回るブルース・ウィルスが見えそう。どきどきします。

 東関東エリアの物流拠点としての役割も果たし、今度の事業拡大に伴う物流量の増加と取扱商品数の増加に対応するための大きな一歩を踏み出しました。

 2020年、アイリスグループの売上目標1兆円に向けて、着々と手が打たれています。