メーカー、視聴者、テレビ局、コンビニの皆にメリット

 これはメーカーの協賛(費用負担)で実施される場合が多いが、メーカーはテレビで商品の認知を上げられる上、キャンペーン実施によりコンビニ店頭での商品展開率を上げられる。700円くじのような各メーカー相乗りではないため、自社商品の売上げアップにも直結する。

 視聴者は何より商品をもらえるのでお得。

 テレビ局側も番組コンテンツをマネタイズでき、視聴率向上にも寄与。最近はSNSでの拡散もテレビなどをきっかけに広がることが多く、商品やキャンペーン展開小売業の認知も上がっていく。

 何より、コンビニ側はテレビを見た人が店頭に誘導されるため、労せずして客数を増やせるメリットがある。

 予算のある大手メーカー以外は参入しにくいが、win‐winのキャンペーンなのである。

 こうした背景もあり、大手コンビニなど小売業は競ってO2O2Oを実施し始めている。地方のテレビ番組ではOA画面にお得なクーポンを発行するQRコードを常時表示して、スーパーマーケットやドラッグストアに誘導する施策も出始めている。

 O2O2Oは、今後 さまざまな事例が発生しそうだ。

大都市圏の電車、複合コピー機を使った取り組みも

 テレビのような瞬発力はないが、たくさんの人が利用する大都市圏の電車から小売業への誘客なども、O2O2Oのキャンペーンの一つ。多くの人の目に触れる媒体と、たくさんの拠点を持ち、参加者がキャンペーンを利用しやすいコンビニとは圧倒的に相性が良いので、今後はコンビニを拠点として活用するO2O2Oがますます増えていきそうだ。

 
大都市圏の電車から小売業への誘客なども行われている。

 また、キャンペーン以外の新しい集客としてコンビニ内にある複合コピー機から、アイドルの総選挙のブロマイドやアニメのカレンダーをなどのコンテンツを印刷して販売する「こんぷりん」というサービスにも注目だ。

 このサービスはコンテンツの人気に左右される部分もあるが、数十万枚の売上げがある企画も多々あり、コンビニの集客に役立つ隠れたヒットサービスでもある。

 コンビニの客数アップには地道な3S(品揃え・接客・清掃)の向上が効果的なのは間違いないが、人口減の中、O2O2Oのような新しいキャンペーンへの取り込みは今後のコンビニ発展に必要不可欠なのは間違いない。