フランスの「ビオセボン」は2008年にパリで創業された、ヨーロッパで100店舗以上を展開するビオ・ スーパーマーケット。イオンは、このビオセボンと提携し、2016年12月、東京・麻布十番に1号店を出店している。

 当初は物珍しさでお客が来店し、場所柄、在留外国人の姿も目立ったが、次第に野菜などが売れるようになり、普段使いに利用されるように。小さい子供を育てているママの関心も高いという。

 実験検証を重ねながら顧客の意見や要望に耳を傾け、和風の調味料を増やすなど品揃えを修正してきた日本のビオセボン。

 当初から山手線内の23区で多店舗化を予定していたが、その2号店が4月20日、東京・中目黒のタワーマンション「中目黒アトラスタワー」の1階にオープンした。麻布十番店はフランスの冷凍食品専門店「ピカール」との共同出店だったが、今回は単独での出店だ。

 店舗面積は60坪、約2300SKUを取り扱っている。野菜と果物は約200SKU、日配品は130SKU。加工食品は1300SKUで、海外製品が800SKU、国内製品が500SKUで、今後は国内製品の比率が増えていく。非食品のSKU数は400SKUとなっている。

 2号店ではインスタントラーメンや青椒肉絲の素といった簡便調理アイテムや、和菓子の要望も多かったことから、どら焼きも投入した。日本人の味覚に合わせるため店内で加工するサンドイッチのパンを食パンに変えるなど、新たな取り組みも行っている。

 5月25日には、3号店の「外苑西通り店」(東京都港区)、6月28日には、「イオン新百合ヶ丘店」(神奈川県川崎市)に「新百合ヶ丘店」をオープンする予定だ。ビオセボン・ジャポンでは今後は首都圏で、店舗面積70~80坪で2300~3000SKUを展開する店舗を数十店出店したいと考えている。

野菜や果物の農産売場は有機栽培、減農薬の生産者を新たに開拓するなどして品揃えの充実を図っている。トマトは1個128円、ミニトマト1袋248円、フルーツトマト6個780円、キュウリは3本298円、ホウレン草158円、ニンジン1本88円。千葉県の紫海農園のサラダ野菜セットは498円。生産者を顔写真入りで紹介するなど情報も発信する。イチゴは1パック780円、980円。バナナではフィリピン・ミンダナオ島のキャベンディシュ種を100g38円で量り売りをしている。レモンは1個178円。
クローバー食品のゆで野菜298円と358円を各1アイテム、398円2SKUもそろえて簡便調理対応。スムージーなどジュース用の大容量の小松菜580円、ニンジン780円も取り扱い、ヘルス&ビューティーを提案する。愛媛の無茶々園の乾燥野菜298円も7アイテムそろえている。バジルやベビーリーフ、ルッコラなどサラダ野菜やハーブの種子314円を12種類用意し、栽培も提案している。
牛肉はイオンのPB「トップバリュ」の「グリーンアイ」のタスマニアビーフ。豚肉は同じく「グリーンアイナチュラル」。鶏は「秋川牧園」。若鶏モモ肉は250g450円。アイテム数は極めて限られている。この店でオーガニックのラムを初めて投入した。ひき肉などフローズンのアイテムも。ハム・ソーセージでは北海道の「放牧豚」を使用したファーマーズファクトリーの商品を扱う。ポークウィンナーは398円。
水産では生魚は取り扱わず、(世界的にきちんとしたオーガニックの概念はないため)、MSC認証の「トップバリュ」の「グリーンアイ ナチュラル」の赤魚とサバの干物、塩鮭はいずれも2切れ398円。
麻布十番の惣菜の売上構成比は約15%。トッピングとチーズを選ぶカスタムサラダは880円。サンドイッチは「ミックスハムサンド」は598円、「平飼いの卵で作ったグラハムサンド」は498円。月型の包ピィツァも。店内で加工したグリルのデリカはサーモンステーキグリル、秋川若鶏グリルなど。オーガニックハンバーグは498円。有機米を使った弁当、おにぎりはアウトパック。弁当は538円、620円、630円、732円、815円。おにぎりは198円、228円。胚芽米の野菜入りいなりは2個445円。
イートインスペースはカウンター席が6席。コーヒーマシンと氷サーバーを用意し、オーガニックのコーヒー、ハーブティは150円、グラスワインは280円。有機野菜スムージー598円も。
ナチュラルチーズは15アイテム、1980円、1480円の盛り合わせも用意する。
店頭ではオーガニックのジュースの試飲も行われていた。
冷凍食品のむそう商事のオーガニックのミックスベジタブルは300円。
卵は10個入りではなく6個入にして1品単価を抑えて値頃感を打ち出す。ポストハーベスト無農薬・配合飼料は非遺伝子組み換え・放射能検査対応の秋川牧園は298円。
毎日買うには高過ぎるという声に応えて、オーガニックブレッド7種類を新たに発売。有機JAS認証オーガニックグラハム食パンは3枚入198円。
プリン、ティラミス、ビスケットなどの輸入菓子、豆乳アイス、スイーツ、菓子、アイスクリームは充実させた。和菓子の要望も高いことから、オーガニックの小麦、卵、アガベーシロップを使用した「北海道オーガニックどら焼き」265円。営農企画のものでカステラ740円も販売している。
光食品の「有機麻婆の素」「有機青椒肉絲」各250円、インスタントの袋麺では創健社の「有機ノンフライ麺」230円、桜井食品の「有機ラーメン」230円も新たに投入している。
ドライフルーツとナッツ、チョコレートのセルフの量り売りコーナー。ダイヤルを回転して容器に入れる方式の什器も新たに導入、60アイテムを展開している。ゴジベリー(くこの実)入りのチョコレートも。
納豆は3パック113円、131円各1アイテム、250円、280円各2アイテム、ヤマキ醸造の豆腐は390円。こんにゃくも国産の有機栽培原料。
北海道紋別郡興部町のノースプレインファームの「おこっぺ牛乳」900ミリリットル680円は、ノンホモ製法で低温殺菌の牛乳。山口県の秋川牧園の牛乳は低温殺菌で500ミリリットル321円。
強化した和の調味料。みそはマルコメ、ヤマキ、ひかり味噌、しょうゆはフンドーキン、ヤマト味噌醤油。白だしなども品揃えしている。
オリーブオイルをメインに、アボガドオイルなども取りそろえている。スパイスは33種類でハウス食品グループのヴォークス・トレーディングス。
酒はワインが中心、80アイテムで1180円。1500円、1900円など2000円までが中心。クラフトビールは5アイテム。日本酒、焼酎、ウィスキーは取り扱っていない。
コスメやヘアケア商品もコーナー化し展開している。エリアに子育て世代が多く住むことから「ビオシープファミリー」の目印を店内に表示。子供のために「安全・安心・おいしい」の全部を叶えたいママ(ビオママン)のための応援プロジェクトを展開している。ベビーのインナーや子供用ハミガキも取り扱っている。