アピタフードマーケットは「簡便・即食に特化した品揃え」と「上質な素材、安全・安心、健康な食の提案」が特徴。次世代型スマートシティにおける「食・健・コミュニティ」醸成の中心を担う施設という役割もある。約1000坪のアピタフードマーケットは簡便・即食に特化した品揃えと上質な素材、安全・安心、健康な食の提案を行い、日常生活になくてはならないもの、近くにあったら便利なもの、ここにしかないものを取り揃えている。

 3月30日に開業した「アピタテラス横浜綱島」(横浜市港北区)は、「アピタ」として3年半ぶりの出店となる店舗。パナソニック事業所跡に開発する、オフィスや研究施設、マンションなどからなる次世代都市型スマートシティ「Tsunashima SST(綱島SST」の商業施設だ。ユニーの食品売場「アピタフードマーケット」と60店舗の専門店で構成される、2フロアで約4600坪のNSC(近隣型ショッピングセンター)となっている。

ユニー直営の惣菜売場では、初めて店内で焼き上げるピザ(11インチ)を「3種類のチーズピザ」「照り焼きチキンピザ」「明太子マヨピザ」など8アイテム提供している。ファミリーマートのノウハウを導入したサンドイッチ、「ハムカツ」220円、「だし香る玉子焼サンド」220円などもそろえ、ロールパンのアイテムも展開している。鮮魚の煮魚・焼き魚の「お魚屋さんのお惣菜」コーナーも展開している。「さば塩焼き」198円、「まぐろのカマ」580円といった単品の他に、「いかフライ弁当」298円などの弁当も販売している。
昨年、子会社化したカネ美食品の惣菜売場では、売れる単品の開発に力を入れている。オープン時は「おつまみ焼豚」を大量に積み上げ特別価格の680円、熟成三元豚ロースかつを298円で販売していた。牛めしをはじめ、「マルガリッツア豚丼」、「熟成三元豚のまろやかロースソースカツ重」といった特色あるアイテム投入し、お重や丼物は450円均一で展開していた。フライや天ぷらは半セルフ販売。
青果売場でも簡便・即食需要の対応を強化している。ユニーで初めて「ベーシックサラダ」100円、「健康たっぷりサラダ」498円など店内加工のカットサラダを展開。アウトパックの商品やピクルス、ドレッシングもそろえ、カット野菜やサラダ、ゆで野菜、店内加工のカットフルーツ、フルーツタルトなどを充実させている。モヤシは35円。こだわり野菜は「湘南野菜」をコーナー化、果物の種類も豊富だ。
鮮魚は売場も広く、作業スペースのあるアイランド型の売場も展開して刺身をカットしてライブ感を演出する。週2、3日は県内の長井漁港(横須賀市)から直送した魚を販売、三崎のマグロもそろえる。チリ産塩銀サケなど冷凍魚も投入し、安さもアピールする。
精肉は、コンセの肉の専門店「スギモト」と直営売場の2本立て。スギモトは売場も広く、惣菜は「名物棒ヒレカツ」なども用意し、揚げ物中心の品揃え。直営売場は、黒毛和牛、ユニーのPB「悠健豚」「悠然鶏」などを投入している。アウトパックの簡単調理アイテムも14SKU用意している。ローストビーフとローストポークは店内でカットして、「cookpad(クックパッド)TV」と赤ワインと合わせてコーナー化している。
昨年、ユニー・ファミリーマートホールディングス(HD)は、ドンキホーテHDと資本・業務提携し、今年2月からドン・キホーテのノウハウを導入した「MEGAドン・キホーテUNY」の業態の展開をスタートした。ここでも店内各所でドンキを思わせる大量陳列で低価格を大々的にアピールしている。
日配では「三之助豆腐」や「久米吉」のこんにゃく、ところてん、「きんたろう牛乳」「倉敷牛乳」「東京牛乳」といったこだわりアイテムを差し込んでいる。ナチュラルチーズは絞り込んだ品揃え。
スパイスでは、トレンドの有機栽培スパイス11種類のコーナーを導入。インテリジェントシェルフ(デジタルサイネージ)で使い方やメニューを提案し、視認性を高めたアピールをしている。
酒売場では、ワインは手頃なカジュアルワインが中心だが、「熟成ワイン」やワイン専門店「エノテカ」のアイテムなど常時40種類以上のこだわりアイテムをそろえる。クラフトビールでは横浜ビールの幻の桃を使った限定アイテム「綱島桃エール」も用意した。日本酒は「日本名門酒会」と「伍魚福」のこだわりの珍味21アイテムをそろえ、コーナー化している。
冷凍食品は半額セールで低価格を訴求しながら、手づくりスイーツ「メイユールガトー」のロールケーキ、お肉屋さんの冷凍食材なども投入している。
菓子売場では、駄菓子やキャラクター菓子など子供向けのアイテムも充実させている。ユニーのPB「スマイルワン」の100円均一の菓子を75SKU展開し、安さも訴求している。