【連結業績】増収、増益は2桁の大幅な伸び

・営業収益:8兆3900億円(前期比2.2%増/期初計画比1.1%増)

・営業利益:2102億円(前期比13.8%/期初計画比7.8%増)

・経常利益:2137億円(前期比14.1%/期初計画比12.5%増)

・親会社株主に帰属する当期純利益:245億円(前期比17.9%増/期初計画比63.5%増)

→営業利益と経常利益で過去最高を更新、営業収益も8期連続で最高収益に

【セグメント別業績】「国際事業」が黒字化した

・GMS事業…営業収益:3兆342億円(前期比0.6%増)、営業利益:105億円(前期差+118億円)

・SM事業…営業収益:3兆2409億円(前期比0.7%増)、営業利益:307億円(前期差-29億円)

・ドラッグ・ファーマシー事業…営業収益:6963億円(前期比11.7%増)、営業利益:277億円(前期差+56億円)

・総合金融事業…営業収益:4080億円(前期比9.7%増)、営業利益:697億円(前期差+78億円)

・ディベロッパー事業…営業収益:3356億円(前期比6.2%増)、営業利益:515億円(前期差+46億円)

・サービス・専門店事業…営業収益:7742億円(前期比1.1%増)、営業利益:202億円(前期差-61億円)

・国際事業…営業収益:4188億円(前期比5.1%増)、営業利益:2億円(前期差+56億円)

→「継続成長事業」(総合金融、ドラッグ・ファーマシー、ディベロッパー)に「増益転換事業」(GMS、国際)の大幅改善が加わり、全体の利益を底上げ

[まとめ]打ち手が利益につながる好循環

・各セグメントが利益貢献をするようになった。

 国際事業は営業利益が前期に比べて、アセアンで+3億円、中国で+19億円。中国では青島が不振店閉鎖と既存店活性化で黒字化。香港も「イオンスタイル化」後、1年を経過したが、客数が昨対比で10%伸びている。

・「GMS改革」の成果がしっかりと出るようになった。

 GMS事業の損益改善(前期差+118億円)の内訳は、イオンリテールが+34億円、旧ダイエーから移管したGMSが+42億円、他子会社(イオンバイクやイオンベーカリー)が+42億円。

 イオンリテールでは「1品単価を下げ、1人当たりの買上げ点数を高めることで売上げを伸ばす施策」を実施。これにより、第4四半期の既存店売上高は前年比100%となった(1品単価を下げることで、客数増にもつながる)。

PB「トップバリュ」の売上げ伸び率が高まっている。

 NBがある分野はリニューアルで商品力を高め、その上で値下げを実施。大流通グループだから開発できる分野(「グルーンアイ オーガニック」「グリーンアイ フリーフロム」「特定原材料7品目不使用 やさしごはん」)も積極的に商品開発をし、トップバリュ内での構成比を高めている。これらの結果、トップバリュ売上げは月を追うごとに伸長し、2018年3月には前年比15~16%増となった。

2018年度業績予想は3.7%の増収、14.1%の営業増益。

 営業収益8兆7000億円(前期比3.7%増)。営業利益2400億円(前期比14.1%増)、経常利益2400億円(前期比12.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益350億円(前期比42.7%増)の計画。

投資は「インフラ(ECIT・物流)」「海外」に傾斜。

 2018年度に5070億円を計画する投資のうち、店舗投資に3963億円(前期差-282億円)、インフラ投資に1107億円(前期差+534億円)。

※インフラ投資のうち、ECは284億円(前期差+284億円)、IT・物流に823億円(前期差+250億円)。

「デジタルシフト」を加速させるために、米国ベンチャー企業「Boxed」(本社:米国ニューヨーク)への出資を実施。

 地域別では国内投資に3876億円(前期差-252億円)、海外投資に1194億円(前期差+505億円)。