3月6日、ローソン型ラストワンマイル「ローソン フレッシュ ピック」の記者会見が行われた。

 ローソン型ラストワンマイルの取り組み、スマホで予約し、生鮮など食料品を店頭で受け取って支払いができる「ローソン フレッシュ ピック」(ロピック)が、3月6日 (火)から東京都の世田谷区と渋谷区、川崎市、横浜市の一部のエリア200店舗でスタートした。

 スマホでアプリをダウンロードして早速、利用してみた。

EC生鮮の市場規模は全体の0.4~0.5%

 

 このサービスは、スマホで朝8時まで予約注文すると、指定した店舗で夕方18時以降、商品の受け取りと決済ができるサービスだ。

 2016年の国内EC分野の市場規模は約15兆円あるにもかかわらず、EC生鮮の市場規模は約1500億円と全体の0.4〜0.5%。ローソンが試算する約25兆円の生鮮食品市場から鑑みると、今後進んでいく超高齢化・人口減社会でもまだまだ成長が見込めると考え、「EC×生鮮」の市場に参入したということだろう。

 ローソンの総店舗数は全国で約1万4000店舗。1日当たりの運行トラック台数は約3000台で、その走行距離約54万kmという物流網を持つ。この各店舗に1日2、3回届くチルドの配送網を利用し、市場に切り込んでいくわけだが、店頭受け取りは、社会問題化している物流再配達の解決にもつながっていくと考えられる。

「スマホで選ぶなら、今の必要最低限の品揃えがよい」

 ロピックの取扱商品は約500種類(青果約50種類・オイシックスなどと連動するミールキット約20種類、成城石井を中心とする専門店グルメは約200種類)と個人的には若干少ないのかなあと感じたので、EDLPのオーケーストアのヘビーユーザーである、私のパートナーに聞いてみると、「スマホで選ぶなら迷うので、今の必要最低限の品揃えがよい。価格も特段安くはないが問題ない価格」とのこと。

 ターゲットは子育て世帯や共働き夫婦の「時短効率」の追求、忙しい単身者や夫婦への「少しぜいたく・こだわり」の提供ということなので、現時点での品揃えや売価は問題ないと思われる。

 ただ、忙しい女性の調理時間からの解放を考えると約20種類のミールキットの品揃えは少なく、今後の余地を残しているとも思われる。

商品の受け取りは快適で、ワクワク感もある

 

 ロピックは通常、1000円以上の注文で送料無料になるが、スタート記念キャンペーンとして3月中は税込500円以上の予約から利用可能ということで、早速、利用してみた。

 今回は自宅近くに成城石井がないので、成城石井 牛乳1L 280円(税込)とグリーンキウイ 4個 538円(税込)を注文した。

 それをお店に受け取りに行くと、スムーズなオペレーションで快適に買物できた。

 商品は緑の専用袋に入れられており、買物のワクワク感もあり、お店でのピッキングの必要がないのもお客として待ち時間がなく、買物が快適な一因なのだろう。

牛乳の消費期限までの期間が短くて……

 

 少し残念だったのが牛乳の消費期限だ。

 3月8日の18時37分に店でピックしたのだが、消費期限が3月10日と短く、アプリにも詳細が記載されていないため、急いで牛乳を飲まなくてはならなくなってしまった。

 ただ、展開スタート時の不具合は、運用や展開エリア拡大の中で改善されていくと思われるので、期待しながらロピックのサービスを利用していきたいと思う。

 なお、今後の展開予定だが、2018年上期に神奈川・東京で拡大(約900店から1000店、)2018年度中に埼玉・千葉に拡大(約2000店)、2019年度には大阪、名古屋、札幌、仙台、福岡と主要都市にサービスを広げていく。