突然ですが、読者の皆さんは朝食を取られていますか。最近では20代、30代の若年層を中心に朝食欠食が問題となっており、男性だけではなく女性でも朝ご飯を抜く人が増えてきています。その背景には朝起きられない、時間がない、食欲が湧かないといった声が聞こえてくるかもしれません。思い当たる方がいらっしゃるでしょう。

 でも朝食を抜くと体温が上がらず体が目覚めない(朝なのに眠い)、昼食や夕食を食べ過ぎてしまう(結果として体重増加や糖尿病につながる)、便秘になりやすい(肌荒れなどの原因につながる)といったことが想定されます。

 それゆえ、疲れが取れにくい、だるい、いつも眠いといった不調を抱える方にこそ、朝食を取ることは欠かさず実践してほしい基本的な食習慣なのです。今回は、朝ご飯を食べて毎日元気に過ごすポイントについて紹介します。

朝食をしっかり食べると体が元気になる!

 文部科学省が実施した「平成24年度全国学力・学習状況調査」によると、朝ご飯を食べた場合と食べない場合で国語や算数(数学)の正答率を比較したところ、全く食べない場合に比べ、毎日食べた場合の正答率が高かったという興味深いデータがあります。これは働く皆さんにも言えることで、朝食を食べないと集中力が低下し、ミスやけがにつながり、生産性に影響することがあるかもしれませんし、代謝が落ちやすくなるので筋肉や消費エネルギーが減り、太りやすくなるなどのデメリットが考えられます。

 また必要な栄養素を満たすことが困難なため、疲れやすくなり、体調不良を招くこともあるかと思います。一方、朝食を食べると脳に栄養が行き渡り、かむことで頭の働きが活発になって体が目覚めたり、胃腸が活性化する、便秘予防になる、さらに体温が上がり代謝がアップするので活動量や筋力も増え、太りにくい体づくりに役立つなど、メリットがたくさんあります。

「元気のもとは朝食」と、職場での朝礼などで朝ご飯をテーマに朝食の大切さを提案してみるのもお勧めです。

手軽に利用できるコンビニの朝食メニュー

 では、どんなものを朝食メニューにしたらよいのでしょうか。ポイントとしては、エネルギー源となる炭水化物(ご飯、パンなど)、筋肉やパワーになるタンパク質(卵、肉、魚など)、体の調子を整えるビタミン、ミネラル(野菜、果物、乳製品など)に該当する主食、主菜、副菜を目安に食事をそろえられたら栄養バランスも満点に近づきます。

 例えばコンビニであれば、①サケおにぎり+豚汁+ヨーグルト、②卵サンドイッチ+具だくさん野菜スープ、③シリアル+牛乳+バナナ、④納豆巻き+けんちん汁+チーズ、⑤ツナサンドイッチ+トマトジュースといったメニューの組み合わせが当てはまります。

 中には起きてすぐには食べられない、朝食の時間が取れない方もいらっしゃるかもしれませんが、まずはパン1個、バナナ1本、チーズひとかけらなど、少しでもよいので朝食を食べる習慣を始めてみることをお勧めします。

 寒暖差がまだまだ大きい今日この頃ですが、朝ご飯を食べて元気な毎日を過ごしましょう。

 

 
 

※本記事は『ファッション販売』2018年3月号に掲載されたものです。内容は取材当時のものです。

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