GODIVAの「日本は、義理チョコをやめよう。」広告を見て考えた

 2018年2月1日に掲載されたGODIVAの「日本は、義理チョコをやめよう。」という広告が話題になった。バレンタインデーは心からの感謝を伝える日であって、義理チョコは大変だからやめにしようという内容。「大変」なのはともかく「義理だから仕方がないからあげます」と言いながら配る人なんているわけはなく、みんな感謝の気持ちを込めて贈っていると思うんだけどなぁ。

 私にとっては毎年かなりの出費で、正直財布が痛いことは間違いないけれど、少なくとも「ありがとうございます」「日頃の感謝を込めて」と思いながら購入し、お渡ししている。 

 それを喜んでいただけるならよいのだが、もし迷惑だと思われているなら……と考え始めると切りがない。

いつの間にか、高価な自分用を買うイベントになりつつある

 ただ、バレンタインデーはいつの間にか、めったに購入できない、高価な自分用チョコレートを購入するイベントになりつつある。

 自社企画開発商品を中心にインターネットやカタログを使ってダイレクトマーケティングを展開している企業「フェリシモ」の「モノコトづくりラボ」が2017年のバレンタインデー後に、全国の20代~60代の女性683人に調査したところ、自分だけのために購入した人は19%、家族用が51%、仕事仲間用が21%、昔ながらのスタイルで好きな人にチョコレートを贈って思いを伝えるという人は少数派で1%しかいないことが分かった(複数回答可)。

 家族用に購入したものは「家族に日頃の感謝を伝える」と言いつつも、実は自分も一緒にチョコを楽しみたいためで、それなら少々高くても「買っちゃおう」と決断できる。

 購入場所は、百貨店が多く、次はスーパーマーケット。最近ではインターネット通販が市民権を得てきた。ここ数年、百貨店の殺人的混雑でもみくちゃにされ、チョコレートの祭典「サロン・デュ・ショコラ」の長蛇の列に驚愕してきた私は、今年はインターネット通販にチャレンジしてみた。

この道20年を超えるチョコレートバイヤーが商品を発掘

「フェリシモ」には、この道20年を超えるチョコレートバイヤーがいる。彼女は世界中を回ってショコラティエを探し、日本では手に入りにくい、珍しい、おいしい、物語のあるローカルチョコレートを集めている。チョコレートの専門バイヤーがいるということにまず驚いた。

 20年間で422ブランド約2300種類のチョコレートを輸入し、お取り寄せサイト『幸福のチョコレート』(https://www.felissimo.co.jp/choco/)に掲載して販売している。バイヤーが見つけ出し、食べて、ショコラティエと商談をまとめ、日本に初上陸させたチョコレートも数多くある。彼女の活動はそれだけにとどまらない。日本各地でチョコレートセミナーを開催し、世界各国のチョコレートの特徴やショコラティエの人柄やこだわりなど、試食を交えながら語るうんちくは貴重だ。

 サイトでは、年間予約でチョコレートを定期購入できたり、バレンタイン、ホワイトデーの時期限定のプレミアムチョコレートが購入できたりする。

自分の舌で選び抜いたチョコレートを12月初旬に注文

 2017年11月末に開かれた「幸福のチョコレート2018」セミナーに伺った。

 ここで、ベルギーチョコレートを中心にバルト三国エストニア、ラトビア、リトアニアをはじめ、日本初上陸のチョコレートや今季のチョコレートの魅力などの解説を聴き、試食させてもらった。

 そして、自分の舌で選び抜いた希少なチョコレートを12月初旬に注文した。すると2月3日(土)に自宅に到着。差し上げるまでの日数を考えると、このぐらい余裕があった方がありがたい。さて後は、プレゼントしておいしいと思ってもらえるか。自分で納得して注文したものの、嗜好が合うといいなぁ。

 このサイトでは、今年のバレンタイン、ホワイトデーに向けた予約販売は11月1日から始め、人気商品はすぐに完売してしまう。

 今年、チョコレートバイヤーが発掘したチョコレートは20カ国139点。そのうち新作が66点。日本初上陸が20ブランド31点。ここでしか買えないものが98点にも上る。

買いました!大人気の青いチョコレート「ケルノン ダルドワーズ」

 

私が試食したチョコレートをいくつかご紹介しよう。

 手前の青いチョコレートは、ここ数年大人気のフランス・アンジェの老舗ショコラトリーのもの。アンジェの町の家の瓦をイメージして生まれた「ケルノン ダルドワーズ」(1缶6個入り1500円税抜き)。

 その左隣は、日本初上陸。チェコの「プラスカ シナモンレーズンチョコレート」(1缶3500円税抜き)。ドライレーズンにシナモンを加え、まろやかなミルクチョコレートでーコーティングされている。やめられないおいしさ。

 青いチョコレートの右隣は、ベルギー・ワレヘムのシュタイン ヴァンハントさんが営む一軒家のお店の人気商品「シュタイン ヴァンハント レーズン」(8粒3000円税抜き)。

 高校の技術の現役の先生が、チョコが好き好きでたまらず、仕事が終わってから作って売っている。ラム酒がきいたビターな大人のチョコは、大人の女性のプレゼントにはピッタリ。

 青いチョコレートの対角線上にある丸いチョコは、ベルギー・ウェヴェルゲムの「アルティマール デユオボール」(1箱2500円税抜き)。ビスケットクランチや栗などを練り込んだプラリネとキャラメルがトロント入ったホワイトチョコの2つを合わせた手の込んだもの。

 思った以上に買っちゃったけど、おいしいからまぁいいか!

 その分、明日から節約します。