地球温暖化が進んでいるとはいえ、首都圏でも年に数回は雪が降る。

 その中でも今年1月22日から23日の未明にかけての大雪は、2014年2月から4年振りの東京で20cmを超える積雪になった。

大雪になると、夕食・朝食用に中食商品が売れる

 

 首都圏のビジネスパーソンの3割前後は、会社から早めの帰宅指示が出たといわれていて、通勤ラッシュの18時前後よりも早い15時ぐらいに帰宅が集中し、駅に人があふれたりといった混乱が散見された。

 首都圏郊外のベットタウンの駅前立地のコンビニ店長に話を聞くと、

「昼間は年配のお客さまメインの店舗のため、雪の降り始めは客足がバッタリ止まり、夕方前からは早めの通勤の帰宅もあり少し混雑しFFやお弁当、パスタなど主食系が売れ、夜遅くにかけては、積雪が多く家の中で過ごす人が多かった影響で店内が閑散とした状況になりました」

 筆者が、夕方 19時ぐらいに横浜・日吉の自宅付近のコンビニを数店回ったところ、中食を中心に品薄や品切れしていた。雪での翌朝の混乱も加味して、夕食とともに朝食の食料確保の行動となっていたのだろう。

今日の降雪で心配になった「恵方巻きへの影響」

 さて、本日2月2日も首都圏は積雪の予報だったが、薄っすら積もった地域が多少あるぐらいで、その影響も電車が遅行運転するぐらいで大きな混乱はなく、一安心であった。

 ただし、もしも僕が2月3日のコンビニの一大イベントの恵方巻き、いわゆる丸かぶり寿司の担当バイヤーだったら気が気ではなかっただろう。

 丸かぶり寿司は、商品の定時店着が絶対のコンビニにおいても予約商品ということで、遅延が最も許されない商品の一つといわれている。

 心配な点は「製造工場でのアルバイトがきっちり出勤できるのか?」「物流量が圧倒的に増えるイレギュラー体制の中で、工場から物流センター・店頭まで高速道路の通行止めや一般道の事故渋滞などの混乱などがなく、キッチリ配送ができるのか?」など。常に臨戦態勢で、気をもんだことだろう。

 コンビニバイヤーや物流担当者にとっては、定時店着に関わる天災は業務上の一大事となるのだ。

前回の大雪で防寒衣料の売上げが1.5倍になった!

 1月の大雪に伴う歴史的な大寒波で、東京都心は34年振りに8日連続で最低気温が氷点下以下となった。

 気温の高低は当然、商品の販売数に大変化をもたらす。

 

 コンビニの寒波関連商材の複数の関係者に聞いたところ、首都圏で大雪だった1月23日週は全国的にも寒波だったため、あたたかさを求めるお客さまの商品はおおむね販売が急伸したようだ。

 某コンビニチェーンの実績となるが、防寒衣料は、今シーズン約110%で推移していたが、この週は151%と売上げが急伸したようだ。

 私が、ローソンバイヤーの2007年 レーシングドライバーの佐藤琢磨さんをパッケージに使用してデサントと組みコンビニで初めて展開したネックウォーマーは、今ではどのコンビニでも展開されるようになり、単価が高いこともあり、防寒衣料でもトップクラスの売上げとなり、どのコンビニでも当たり前に売っている冬の定番商品となった。