奈良のカフェレストランに、販促支援に行きました!

左側の赤いテントが“のろし” 。

 奈良県、近鉄大阪線の真菅駅前にカフェレストラン“のろし”が 2017 年 10 月にオープンしました。真菅駅は 1 日の乗降客数 5000 人程度の小さな駅で、その北口を出てすぐ前に店はあります。周囲は住宅街、大阪のベッドタウンです。

 2017 年 12 月、このお店の販促の支援をさせていただくことになりました。オーナーに初めてお会いしたとき、ライトな感じのおしゃれな若者だったので、『どこぞの坊ちゃんが趣味で始められたのかしらん』、とチラリと感じました。が、考えも行動もしっかりしている方で、すぐに心の中で反省しました。『外見で判断してごめんさない!』

オーナーは毎朝、地元の採れたて野菜を仕入れに行きます

 富山県出身のこのオーナーは奈良県の食に魅せられ、奈良の食材を活用した料理を提供したいと思ったそうです。メイン料理はバーガー、パスタ、パンケーキです。地元の食材をおいしく食べてもらえる店であり、お客さまの笑顔が集う場所だという目印の意味で“のろし”という店名を付けたそうです。

 創業を決めたとき、オーナーの周囲から「無理だ」とネガティブな声が湧いたようですが、その「反撃ののろし」の意味もあるとも聞きました。気骨のある方です。

 オーナーは、毎朝午前中に地元の採りたて野菜を仕入れに行きます。野菜は季節的に地元で採れないもの以外は全て奈良県産。レタスの代わりに朝採りシロナやホウレンソウを使うのも特徴の一つです。牛肉 100%のパティ(ハンバーグ)はブロック肉を手切りして叩いて作ります。バンズ(丸パン)は九州のバンズ専門店から取り寄せた無添加バンズ。ソースやマヨネーズは自家製にこだわります。

 お客として、インスタ映えするハンバーガーを食べました

インスタ映えする料理は早速カメラに収めました。

 初日のご支援の日は、約束の時間より早めに行って、一人の客としてハンバーガーセット(1300 円)を注文しました。ハンバーガーセットにしたら高いなという印象がありましたが、出てきたハンバーガーを一目見て、高くないことが分かりました。

 お肉がゴロゴロするハンバーグの上には半端なく肉厚で大きい原木シイタケ、感動的に分厚い玉ネギの輪切り、朝採りシロナがボリューム満点。上のバンズは本来あるべき位置に乗らずにずれています。黒いプレートに載っていてインスタ映え必至の見栄えです。

  味のレベルもかなり高いです。ミニサラダの野菜たちも全て奈良県産で、素材が生きています。何と言ったらいいか、ハンバーガーとサラダをいただきながら、命をいただいているという感謝が湧いてくるような思いです。ハンバーガーとよく合うと勧めてもらったグアバジュースも爽やか。

 おいしいランチを堪能した後、オーナーと正式に打ち合わせをし、店頭の演出を工夫することになりました。

店頭が「ツンデレ」なので、「ぶりっこ」 にしました

オシャレな店内が見通せる全面ガラススクリーンの店頭。明るく清潔感がありますが、気軽に入店しにくい感じが漂います 。

 明るく解放感があるガラススクリーンの店頭は、店内が見え過ぎることがかえって敷居を高くしています。また黒板 POP がオシャレであるものの、情報量が多いため、目のとまりどころがありません。店内では親しみやすいオーナーと、お客さま思いの心のこもったおいしい料理を提供しているのに、外からではツンと澄ましている「ツンデレ」状態です。

 店頭は「ツンデレ」より「ぶりっこ」です。「ツンデレ」タイプは、来店したお客さまがリピートとクチコミでファンは徐々に増えていきますが、じわじわファンが増えるまで待てるかどうかです。店のポリシーがはっきりしている隠れ家的な店や高級な専門店でないならば「ツンデレ」より「ぶりっこ」です。

「ぶりっこ」とは女性らしさを強調して異性に気に入られるように振る舞うことですが、店頭も同です。道行くお客さまに気に入ってもらうために、良く見せる努力をするのです。ぶりっこ女子は同性に嫌われますが、ぶりっこ店頭は入店率を高めてくれます。