ユニクロ ワイヤレスブラのイメージキャラクターは元AKB48の小嶋陽菜さんが務める(テレビCMにも登場)。

「サードウェーブブラ」

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 サードウェーブコーヒーは知っていたが、初めて聞いた。

 これは何かというと、『美しさと快適さを両立させた新発想のブラジャー』なのだそうだ。

 こう説明してくれたのは、ユニクロの牛口有理さん(グローバル商品本部 ウィメンズインナーチーム MDリーダー)。

 (不慣れな分野のため、牛口さんのお話しを中心に紹介すると)、サードウェーブブラは2016年くらいから新しいカテゴリーとして登場。「快適さ」が特徴のワイヤレスブラと「造形性」(高いサポート力を生む)に強いワイヤーブラのいいとこどりをしたブラジャーだと理解した。

 ユニクロでもこの分野、商品開発をしており、2016年には「ワイヤレスブラ ビューティーライト」を、2017年には「ワイヤレスブラ ビューティーソフト」を発売。

 これら商品は「サードウェーブブラ」の代表的商品になっており、今ではワイヤレスブラはユニクロの主力商品の一つに。しかも、2017年の売上高は前年の2倍以上。それも、日本国内だけでなく、出店する19の海外地域でも同様の高い伸び率を示しているだそうだ。

ユニクロの牛口有理さん(左)。

 午前中に行われた「ユニクロ ワイヤレスブラ2018年春夏コレクション発表会」では、海外のお客の声も紹介されたので、それを紹介させてもらうと……。

中国のお客さま「軽くて薄くて、まるでブラジャーを着ていないような感覚。信じられないくらいに快適です」

韓国のお客さま「初めてユニクロのワイヤレスブラを着てから、ずっと愛用しています。とてもとてもとてもいいです!ワイヤー入りブラを不快に感じていたのですが、すごく快適になりました」

アメリカのお客さま「ソフトで、着心地が良くて、軽くて、そしてラインが出なくて最高。これまで持っていたブラジャーを、すべて色違いのワイヤレスブラに取り替えました!」

イギリスのお客さま「今まで高価なワイヤーブラを着けていたけれど、もう二度と…。心地良いうえに、ちゃんとサポートしてくれます。上品なシルエットでどんな服にも合います」

 む、む、む、大絶賛ではないか。

「売上げ倍以上」は日々、商品を改良しているため

 ここで、少し商品紹介。

 2016年発売の「ワイヤレスブラ ビューティーライト」。これは「やさしく支えてきちんと美胸をつくる」(牛口さん)のが特徴だそうだ。

 そのために、「カップと土台を一体化」(フラットになる)し、「バストの下部に柔らかいウレタン樹脂と幅広のシートを組み合わせた」(下から「面」でやさしく支えられるそうだ)。

 その結果、バストラインが美しくなり、アウターに響きにくい商品になった。

 2017年発売の「ワイヤレスブラ ビューティーソフト」。こちらは「やわらかなカップでソフトなつけ心地」がアピールポイントだという。

 ユニクロの説明によると、「安定感のあるウレタンシートがバストをサポート。背中のフックとストラップのアジャスターがなく、やさしい着け心地。肩に負担がかかりにくい幅広ストラップを採用」とのこと。バックサイドにホックもアジャスターを使わなかった点も特徴で、だから「やさしい着け心地になる」というわけだ。

 牛口さんは言う。「マーケに加え、売上げを前年の2倍以上に伸ばせたのは、お客さまの声を聞き、日々、商品の改良をしているからです」。

 2017年初春、ユニクロでは約2万人の女性にワイヤレスブラの無料サンプリングを行った。ECなどを通じてお客さまの意見・要望を抽出して、「ワイヤレスブラ ビューティーライト」に2つの改良を施した。

 その1つが「展開サイズを5サイズから8サイズに拡充したこと」。これはアンダーバストが細くて胸が大きい女性から「よりフィットするサイズの商品が欲しい」との要望を踏まえたものだそうだ。

 そして、もう1つが「バックサイドのボンディングを厚みのあるものに変え、より体にフィットさせたこと」。

「ボンディング」を『目でみるファッション商品知識』(商業界発行)で調べると、「ボンディング加工」という用語が見つかり、「2枚の生地を、接着剤やウレタンフォームを生地の間にはさんで熱処理して接着し、表裏一体になった生地にする加工です。この加工で作られた生地は、リバーシブル効果を出したり、しっかりした生地になるため裏地付けを省くという目的があります」とある。

 うーん、この言葉も初めて聞いたが、こうした技術が使われているのか。