フレッシャーズや就活用など幅広い層から支持を得る

 ――どういう人が購入しているか

 

 湖中:一番多いのは50代だが、びっくりしたのはフレッシャーズや就活で買われる人がいて、思っていたよりも幅が広がっている。ネイビーはどの年代にも人気。ブラックはフレッシャーズや就活の人に支持され、グレイは50代に人気がある。
 年間販売できる10マンスリーの生地目のものを求める人が多く、紺や黒が安心される色でボリュームがさらに上がった。シリーズの売上げの比率は、ピーク時には20%くらいだが、アベレージで15%くらい。

 ――脱フォーマルに振れてきているが、その影響は

 湖中:ものすごく大きい。特に5~9月のクールビズの時期は、上着を着ずにネクタイをしないというのが普通になっている。この傾向は今後も続くだろう。
 そのような流れの中でスーツを拡販していくことよりも、それ以外に身に付けるものを格好よく、気持ちよく着てもらうような提案に変えていくこと。逆に言うと、主力商品のスーツをどう楽しく、快適に着ていただけるかを発信していくことも必要だと思っている。

 ――今後の新たな商品開発の方向性は

 湖中:今後はもう少し提案型の商品も必要だと思っている。今回は肩パットがなく、今風の柔らかいものを開発。シルエットはスリムっぽく見えるが楽に着ていただけるスーツや、私どもが得意の機能性スーツなどをバランスよく品ぞろえしたい。
 また、カレンダーに沿った商品に注目している。例えばゲリラ豪雨など雨が心配になる時期がある。折り目が消えてしまうが、毎回クリーニングに出すわけにはいなかないので、雨の日でも傷まないといった商品。
 最近はシーズンが行ったり来たりするので、端境期に着る着替えの商品など。また、年末年始のセレモニーの多い時に着るものなど、お客様のニーズに合った商品を開発していきたい。