昨日、公開をした「イオンの2018年2月期第3四半期決算説明会の全文」(三宅香さん、教えてください「今回のイオン決算」))に続き、今回は記者会見後半に行われた「質疑応答の全文」を公開します。質問の回答者は、若生信弥イオン執行役副社長経営企画担当と、岡崎双一イオン執行役GMS事業担当です。

<年末年始の取り組み>年末の「ケ」も押さえた、新しい挑戦も奏功

――年末年始の状況はどうでしたか。また、中期計画の中でイオンリテールは大きく姿を変えていくと思います。組織的にはいろいろ変わることは伺いましたが、売場はどういうイメージをされているんでしょうか。

岡崎 年末年始ですけれども、クリスマスも含めてかもしれませんけど、非常に今回はうちにとってはいい年末年始を迎えさせていただいたというふうに思います。

 ポイントは多分、年末年始用に、特に年末の方はかなりいろいろな商品を用意しておりましたので。例えば、第3四半期だけで見れば、農産の売上高既存比は90%ちょっとだったんですけど、価格が相場が上がったというのがあるんですが、実は相場が上がっても1点単価は去年を割らしているんです。それは、小分けにしてみたり、単品で売ってみたり、というようなことをやっていて、やっぱり価格の部分はきちんと据え置いてやったという部分で。年末というとハレの部分が多くなってくるんですけども、それをケ型のところもきちんと押さえておいたというのがあったのが1つの要因です。

 それからハレの部分も、例えばローストビーフにもついても、シルキーカットの薄いやつを今までやっていましたが、クリスマス用に分厚いやつを用意してみたり。あるいはロブスターは一時のピークが終わったので、代わりにブラウンクラブという新しいものを差し込んでいったり、いろいろな新しいチャレンジが奏功しました。

 また、衣料品についてはバーゲンをちょっと前倒しで持ってきましたので、その部分があって、久しぶりといったらなんですけど、衣料品が去年を超えて推移していたりということがあったりして、年末年始としては評価することができております。

 中計の中での姿ですけれど、どう表現していいか分かりませんが、来週、うちの単体の会社(イオンリテール)の成績発表会の中で詳しく説明する予定にしていますので、今日はちょっと控えさせていただきます。

<今後の価格政策>「高かったら下げる」をやり続けないと見放される

――年末年始はかなりいい年末年始だったとのことですが、前年と比べて具体的にどれくらいよかったのか、数字で具体的に教えていただけることがあったか教えてください。また、価格を据え置いたことが当たった要因の1つということですが、今後も節約志向は続くとお考えか。値下げすることもあり得るのか、合わせて教えてください。

岡崎 年末年始は曜日が違いますから、各社によって捉える期間が違うので、あまり言うと誤解を生んだりするんですけれども、年末で去年と比べれば2、3%、年始はさらに7%近くという風な数字なんです。

 それから価格にかんする話ですけれど、ここは全体の景気の話をしたいんですけど、百貨店のインバウンドの影響だとか、いろいろなことを加味すると全体的にいいんだから、そんなに価格にどうこういうのはちょっといかがなものかという意見があるんですけど、現実に商売をしていますと、ものすごいちゃんとした魅力というのがあって、どちらかというとプライスコンシャスと言っている方々の方が多いというふうに、われわれは感じています。

 やっぱり価格競争しているんです。ドラッグとも価格競争していますし、ディスカウンターとも価格競争をしていますし、最近注目されるようなところとは、そういう部分の価格については絶対に負けないというぐらい。従って各お店の人たちは周りの競争店に行って、値段を見て、うちの方が高かったら絶対下げる、こういう行動は常にやってきていますし、おそらく今後もそれをやり続けないと、そこで負けた企業というのは、やっぱりお客さんから見放されるいうことでございます。