コナカのヒット商品、「リアル コレクション」の開発ストーリーを通じて、同社の「すべては品質から」というスローガンの本質を、湖中謙介・代表取締役社長に伺った。

 ――「リアル コレクション」の開発の経緯は

株式会社コナカ 代表取締役社長
湖中 謙介氏

 湖中:今までできなかったことで、できる可能性のあるものは何かという視点から、素材の調達に的を絞って「コナカクオリティプロジェクト」をスタートした。
 目的は、素材市場の上下動が大きく商品価格に影響を与えるようになってきたため、安定した価格で調達できる方法を探すこと。ウールはオーストラリアから99%輸入していたが、ニュージーランドウールに着目。当地に行ってウール原料を確認したところ、ハイクオリティーで均一性があり、価格競争力があると判断。
 ニュージーランド政府の助けもあって牧場からダイレクトで仕入れることが可能となった。生地にする製造工程を海外の工場で整備し、14年度から商品を発売した。

 ――商品の評価、売れ行きは

 湖中:お客様が買える範囲で、いい品質で、色柄が好みに合えば喜んでいただけると信じていた。販売は好調。

 ――お客にどうアプローチしているのか

 湖中:お客様に触ってもらうこと。他の商品と比べると、手触り感や心地の良さをよく分かってもらえる。