寒さが厳しくなってきた今日この頃。読者の皆さまは体の冷えでお困りではありませんか。いやいや、一年中冷えに悩まされている、という方もいらっしゃるかもしれませんね。今回は体を温める食事、生活スタイルの提案をしたいと思います。

 ところで、皆さんは自分の体温を普段測ることがありますか? 基礎体温を測定している方は習慣化しているかもしれませんが、体温を測るのは熱が高いときだけ、という方もいらっしゃるでしょう。 

 最近、女性を中心に平熱が36℃以下である「低体温」の方が増えてきていることを耳にします。低体温の要因として考えられるのは、食生活の乱れと筋力不足、不規則な生活などです。次に冷えの改善や体温を上げるためにできる3つのポイントをご紹介します。

①体温を上げるためにタンパク質をしっかり取る

 エネルギー源となり、筋肉や内臓をつくる成分であるタンパク質は、朝食を抜いたりするなど食生活が乱れると摂取量が少なくなります。さらに食事内容がおにぎりやパン、パスタだけといった炭水化物に偏ると、タンパク質は不足がちになります。タンパク質が多く含まれている食品としては、肉や魚、卵、大豆、乳製品が挙げられます。

 例えばコンビニで食事を購入する際、おにぎりの具材には、梅干しや昆布ではなく、サケやツナ、肉そぼろ、焼き肉が入ったものを。パンは菓子パンではなく、チーズやハム、卵が入ったサンドイッチやお惣菜パンを選んで、よりタンパク質を摂取することをお勧めします。またサラダを選ぶ際も同様に、野菜だけではなく、ゆで卵やチキン、ツナなどが入ったものを意識して選ぶとよいでしょう。

 またこの季節は野菜やタンパク質が入ったスープ、鍋物、汁物メニューがコンビニなどでは充実しているのでメニューに取り入れるとよいでしょう。

②ちょっとの運動習慣が筋力を維持する鍵

 いくら筋肉をつくるタンパク質を含む食品を食べても、体を動かさないと熱をつくり出すことはできません。特に体幹といわれる背中やおなか回り、太ももは体の中で大きな筋肉が付いている部分ですが、立ち仕事などで体を動かしているようでも意外と使われていない筋肉です。

 姿勢を良くしながらのウオーキングや階段の上り下りはこれらの筋肉を刺激しますので、意識的に歩く時間を見つけるなどして、体を動かすことを習慣化しましょう。

③生活リズムを整える

 生活リズムが崩れると自律神経のバランスが悪くなり、その結果、低体温につながったり、冷えが助長されてしまいます。規則正しい生活リズムを整えることが理想ですが、なかなか難しいのが現状だと思います。せめて、夜更かしをしないで十分な睡眠を取る、朝食を食べてから家を出るなどを心掛けてください。

 まずは、現状の食事や生活スタイルを振り返り、食事や運動、睡眠などできそうなことから始めてみてはいかがでしょうか。

※本記事は『ファッション販売』2018年2月号に掲載されたものです。