FCで一番大切なのは「互いに信じること」

――これまでのチェーンストアは8割ぐらいの消費者の固まりを想定してそこに向かってやるということをやってきました。ある程度の固まりを作らないと非効率になるので性別、年齢などで『固まり』を作ってきた。今はそれが見付けにくくなっている。

オーナー「コンビニとSMでは業態が違いますからね。そこを間違えると、百貨店からもSMからも遅れていくことになります」

SV「外国人観光客を大きな固まりとして捉えることは重要です。地域によっては半分ぐらいが外国人観光客というところがあるようで、結構、影響度が高いですよね。何が売れるかも、外国人が買うものが影響する。少し前まで非常に売れていたものの動きがピタっと止まるとか。ブームが起こり、アッという間に終わる。そうしたところは外国人の動向を見るのが大切ですね。彼らはだいたいスマホで商品の写真を見せて『これないか?』と言ってくるそうで、そこから流行りを判断します」

――インバウンドは面白いですね。同じ東アジアの方でも買物に行く時間が違ったり、傾向が異なる層です。

オーナー「これからオリンピックがあるわけじゃないですか。そこら辺がどうなるか」

――2020年がピークかというと、それをきっかけにして増えるという人もいます。

オーナー「それもあります」

SV「いや、逆に下がる気もします」

――さて、最後ですが、これまでも、そして、これからもフランチャイズチェーンで一番大切なのは何でしょうか?

オーナー「信ですね、信じること。SVさんのことも裏表なしに信じる」

SV「こういう方ならわれわれ、本部社員も信じられる」

――1、2年でSVが変わるのに、心を開いて信じられるんですか?

オーナー「自分は裏切られてもいいやというように思うから信じられるんですよ」

――それを受け止めきれますか?

SV「逆にそれを感じなければいいんです。そういうのってたぶん、相性でしょうね。結局、オーナーとSVの相性が合うかどうか。根っこはそこになるわけだから、難しい部分はあります」

オーナー「僕はSVさんに限らず、みんなのことを信用しちゃいます。大丈夫だなって思う」

SV「同時にSVが加盟店オーナーを信じることは可能ですけど、それは個人によって違う」

オーナー「最初に言った、下からくるか、上からくるかで、かかる時間が変わってくるんです。上から来れば、そりゃやはり警戒するから時間がかかる。それでもやっぱり僕は信用しますよ」

SV「信頼関係を築いていくことがまずは一番大切な仕事だと、いや、仕事を越えて、それが自分にとって一番大切なことなんだと感じられるかどうか。そこですね」 ~終~