物流センター(イメージ)

 今回はグロサリーの流通を見ていこう。グロサリーは、生鮮食品や日配食品の冷蔵・冷凍商品と違い常温商品である。また、賞味期限が長いので倉庫で保管しておけるという特徴がある。さらに3000品目から場合によっては5000品目以上あり、配送頻度の幅があるため、複雑な管理が必要だ。

3種類の物流経路がある

 グロサリーの物流には、問屋物流、共配物流、一括物流の3種類がある。小売企業は、店舗展開規模(単独店舗、複数店舗、本部機能のあるチェーンストア展開など)に応じてそれぞれの物流システムを使い分けている。

(1)問屋物流―問屋と店舗が1:1方式

図表1

 図表1のように、各問屋が、各店舗に個別に納品するというシステムである。受発注の情報の流れ、支払いのお金の流れ、商品の物の流れがそれぞれ1対1の対応で、問屋の数と納品店舗の数を掛け合わせたシステムなので、煩雑であることが分かる。今でも単独店舗に多いシステムで、当然、納品コストが高く生産性は低い。

(2)共配物流―共配センターを経由して効率的に

図表2

 図表2のように、各問屋がセンターの1カ所に納品して、そこで店舗ごとに仕分けピッキングをして各店舗に配送するというシステムである。問屋物流に比べると、問屋の数と店舗の数の掛け合わせではなく、足しただけの経路になるため、大幅に配送コストを改善できる。

 また、店舗では、納品時間がより明確になることで店内作業の段取りがしやすくなり、納品回数が削減され効率化される。共配センターは小売側が主導してメインの取引先を中心にシステム構築する場合が多い。ある程度規模の大きい、スーパーマーケットのローカルチェーンのような店舗に多い。