商圏設定は変形300mで人口は5000~6000人。高所得者が多く、ファミリー層がメインターゲット。駐車場は3台を確保。

 ファミリーマートと99イチバは2017年12月15日(金)、「ファミリーマートminiピアゴ川崎宮前平店」をオープンした。

 99イチバがファミリーマートのフランチャイジーとして一体型店舗を出店したのは、2016年10月の「ファミリーマート+miniピアゴ菊名駅西店」に続く2店目。菊名駅西店は既存のminiピアゴの業態転換だが、今回は新店でサンクスの建て替えだ。

鮮魚部門は塩干などの加工品が多いが、オープン日は「バチ赤身切り落とし(生食用)」(799円、税別、以下同)など生素材も訴求する。

 売場面積はサンクスより広げて78坪とし、通常のファミリーマートの約1.7倍。アイテム数はファミリーマート商品が弁当、惣菜、加工食品など約2500アイテム、miniピアゴ商品が生鮮3品、日配品など約2000アイテムで、計約4500。全体で通常のファミリーマートの約1.5倍となる。

青果部門では果物は少ないが、頻度品の野菜はバラやパックなどしっかりとそろえる。月に1回チラシを打って、特売で集客を図る。

 1号店は売場面積が約45坪、アイテム数はファミリーマート商品が約2500、miniピアゴ商品が約1000の計約3500なので、1号店よりも大きく規模を拡大しているのが、このファミリーマートminiピアゴ川崎宮前平店だ。

 99イチバの伊藤輝志代表取締役社長は、「1号店は2店のスーパーマーケット(SM)に挟まれたコンビニ立地だったためコンビニ商品を増やしましたが、この店は住宅街のSM立地なので、生鮮、日配品などを増やしました」と話す。

精肉は国産牛サーロインステーキ(680円)、悠健豚うすぎり(359円)、悠然鶏ムネ肉(259円)など、手頃な価格の商品をそろえる。

 東急田園都市線の宮前平駅前には成城石井があるが、この新店の周辺にはSMはなく、いわば買物不便地だった。ミニスーパーに近付けた品揃えと、コンビニの惣菜、ファストフード、公共料金の支払い代行、宅配便受付といったサービスを一体化させたことで、主婦層だけでなく、10代などの利用も期待する。

 99イチバの現在の店舗数は、新店を入れて79店。今まではミニスーパーのminiピアゴを標準化して多店舗展開を目指していたが、80店前後の店舗数で収益が出せる仕組みづくりに方針を転換した。

米飯や惣菜はほとんどがファミリーマートの商品。現在、新ブランドとして立ち上げた「お母さん食堂」をコーナー化して売り込む。

 その戦略は立地に合わせて店舗を最適化すること。その1つが上質化の品揃えをした店で、2017年5月に広尾5丁目店をモデル店としてオープン。2つ目が食品を強化した、コンビニとの一体型のモデル店、菊名駅西店だ。

 伊藤社長は、「この店が当たれば、ある程度可能性が出てきます。コンビニが飽和状態の中で、ミニスーパー業態はコンビニと競合しても勝ち残れる業態だと思っています。高齢化がさらに進んだ時の社会インフラとして、グループの中で必要な業態だと思っています」と強調する。

 一体型の店舗規模は今回の2号店と同程度(店舗面積約96坪、売場面積約78坪)が必要と想定しており、既存のminiピアゴにはそれに該当する店舗はないことから、新たな物件で展開を進めていく予定だ。

ピアゴのコロッケや唐揚げなどはファミリーマートのフライヤーで揚げて提供。オープン日は「むかしのコロッケ」(3個100円)、「若鶏唐揚げ」(6個299円)を販売。
17席のイートインコーナーを設けた。手すりや手荷物台を備えた多目的トイレも設置している。

 

所在地/神奈川県川崎市宮前区宮前平3-11-23
開店日/2017年12月15日
店舗面積/約96坪
売場面積/約78坪
営業時間/24時間
駐車台数/3台
イートイン/17席

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