経済への大きなダメージと募る不安

 3月26日、東京都は神奈川、千葉、埼玉の3県に対して、都内への不要不急の移動の自粛を要請。これを受けて、神奈川、千葉、埼玉の3県も都内への外出自粛要請を出した。猛威を振るう「新型コロナウイルス」だが、何とか感染拡大を防ぎ、早期の収束を願うばかりだ。

 都内への外出自粛要請を受けて、スーパーマーケットではまたしても買いだめが起きている。不安になる気持ちは分かるが、多くの人に商品が行き渡るように冷静な対応をしてもらいたいところだ。

 もちろん経済へのダメージも計りしれない。都内のホテルに勤めている友人は「外国からの旅行客のキャンセルが相次いで、宿泊客が全くいない日も。予約などの問い合わせも減った」と話す。オリンピックの延期が決定した3月25日には宿泊キャンセルの電話が続出したようだ。

 私たちに身近な外食業へのダメージも大きい。アメリカでは政府や自治体が外食を控えるよう求めたことにより、さらに客足が遠のいてしまうことだろう。日本でも、都内への移動の自粛要請が出ており、外食する人も減ることが予想される。

 ただでさえ減っているお客がさらに減ってしまい、事業の存続に影響する可能性もある。特に個人で経営している小規模の店舗は経営が立ち行かなくなってしまうかもしれない。

自粛要請と街の飲食店の現状

 

 では、街の飲食店の現状はどうなのか。行ってきたのは、普段の通勤でも使用している千葉県柏市の柏駅。JR常磐線と東部アーバンパークラインが通っており、上野まで約30分と、都内に出やすい街である。

 柏駅周辺でも、人が少なく自粛モードを感じる。駅前の飲食店を一通り見てみると、マクドナルドなどの大手チェーン店はある程度お客が入っていたが、個人店や小規模店舗では、駅周辺と同じくお昼時にしては少ない印象だった。

 

 まだ昼食をとっていなかったので、柏駅西口の「市々ラーメン」でレバニラ炒めと大盛りごはんをテイクアウト。昔ながらの店構えでノスタルジックな雰囲気を醸し出している。ラーメン屋だが、定食もおいしいのが好きなポイントだ。5分程度でレバニラ定食が出来上がった。

レバニラ炒め(500円税込み)と大盛ご飯(200円税込み)

 帰宅してから、早速ふたを開けると食欲をそそる香ばしい匂いがする。写真撮影をせずにすぐに食べたいくらい。容器といい盛り付けといい、昔ながらの個人店という感じがして、とても良い。

 

 タレは濃くないのにもかかわらず味がしっかりしており、クセがあるレバーとの相性は抜群だ。モヤシとニラだけでもご飯が進むほどおいしい。おつまみでこれが出てきたらお酒を飲み過ぎてしまうだろう。

 かき込むように食べて、5分ほどで完食。空腹の状態でこのレバニラ炒めを食べたら誰でもこうなってしまう。それほどパンチが効いている弁当なのだ、

「自粛」でも経済は回っている

 これ以上感染を広げないための自粛は大切だと思う。しかし、過度な不安に駆られた結果、必要以上の買いだめを行うなど、異常な行動が当たり前となっている。

 今週末は自粛モードがさらに強くなるが、大手デパート・スーパーマーケット、コンビニは原則的に通常通りの営業を行う。宅配大手の各社も通常通りの営業を行うと発表。もちろん外食業も営業をしている。自粛モードでも経済は回っているのだ。

 SNSなどのデマ情報に流されず、「新型コロナウイルス」に対して正しい理解を持って行動することが大切だ。せっかくの休日、近所の飲食店でテイクアウトをしたり、人との接触を避けたいのであれば、出前を取るなどして自宅でゆっくり過ごすのも良いのではないだろうか。