感染の場となることを避けるために、ジム、カラオケ店、塾などサービス業を中心に自主的に休業に入っている店は多い。

 しかし、ここにきて従業員がコロナウイルスに感染し、休業に入る小売りや外食が増えている。

 3月11日時点で休業を行った店舗は以下の通りである。

  • ①DCMホーマック 滝川店(北海道滝川市)2月28日より休業。3月2日より営業再開。従業員の感染による。店舗を消毒し、接触の可能性のある従業員は自宅待機。
  • ②日本マクドナルド 京都吉祥院店(京都市)3月3日より休業。従業員の感染による。消毒作業を実施。
  • ③スタジオアリス イオンモール新瑞橋店(愛知県名古屋市)3月4日より休業。従業員の感染による。
  • ④はま寿司 茨木新和町店(大阪府茨木市)3月7日より休業。アルバイト従業員が感染。消毒作業を実施。
  • ⑤セブン-イレブン 山梨上石森店(山梨県山梨市)3月8日より休業。従業員の感染。店舗の消毒作業を実施し、同じオーナーが営業する山梨下神内川店も休業。
  • ⑥サミットストア 東中野店(東京都中野区):3月8日より休業。従業員の感染による。店舗の消毒作業を実施。濃厚接触の可能性のある従業員の自宅待機。
  • ⑦西友 新長田店(兵庫県神戸市)3月8日から休業。従業員の家族が感染。これに伴って、同店商業施設の「東急プラザ新長田」も休業。同施設には西友をはじめ約40店舗が入居している。
  • ⑧ダイソー LINKS UMEDA店(大阪市)3月9日、10日休業。従業員の感染による。「LINKS UMEDA店」の他、近隣の「梅田OPA店」「堂島地下店」も従業員の行き来があることから、3月9日、10日は休業し、消毒作業を行った。
  • ⑨スシロー 氷上店(兵庫県丹波市)3月9日より休業。アルバイト従業員の感染。店舗の消毒作業を実施。

感染拡大防止のために規定の見直し強化を!

 

 今後、感染の拡大に伴って、従業員の感染によって休業する店舗は増えていくものと思われる。

 上記の休業した店舗において、②マクドナルド 京都吉祥院店では感染した女性従業員は接客やレジ業務のアルバイトとして2月20日、28日、29日勤務していたが、マスクは着用していなかったという。

 マスクを着用していなかったことで、お客に不安を与えることになり、また店舗を起点に感染のクラスターが起きると、社会的な責任を問われることになりかねない。従業員のマスクの着用の推奨や義務化が必要になるだろう。

 また ⑦サミットストア 東中野店の感染した従業員は2月22日から3月3日まで、惣菜製造作業、売場での品出し作業に従事していた。食品を販売する売場ではお客が不信感や不安を起こさないような売り方の工夫、ばら売りをやめ、パック売りにするなどの工夫が必要だろう。

 おおむねスーパーマーケットなどでは2009年に発生した新型インフルエンザ時に策定した対策マニュアルに準じてコロナウィルスへの対策を行っているようだ。

 従業員への手洗い、アルコール消毒、うがいなどの奨励、マスクの着用の義務化などもちろん、従業員の体調などをチェックシートに記入し、上長が管理するなどし、場合によっては体温管理なども行うべきだ。

 売場においては、お客が手に振れやすい買物かご、ドアノブ、エレベーターのボタン、階段の手すりなどは1日に数回、ふき取りを実施することが必要だ。

 また即品の売場ではばら売りをやめる、蓋のできるケース内で販売する、薄いビニール手袋を用意するなどの工夫が必要になる。

 今後の感染の広がりに対して、早急にコロナウィルス対策の規定を見直し、強化する必要がある。