植物性の原料から作られた「代替肉」の存在感が日本でも高まってきた。最近では大豆で作られた「肉風」の商品など、肉の代替品が数多く商品化され、日配売場でコーナー化されるなどの動きがある。日配売場にはもともと大豆を原料とした豆腐があることから、これらの商品との親和性も高い。違和感なく、売場が広がってきている感がある。

 世界に目を転じると、状況はさらに進んでいる。食品トレンドリサーチ会社のイノーバ・マーケット・インサイツ社は、「昨今では地域性とトレーサビリティ、動物福祉や保護への関心が高まっており、大豆、小麦、エンドウ豆タンパク質など植物性の肉の代替品に対する需要の増加が見られる」と指摘する。また、厳密にビーガン(乳製品なども食べない完全菜食主義)、ベジタリアン(菜食主義)ではなくても、肉を食べる機会を減らす「フレキシタリアン」と呼ばれる人も増加しているといわれている。

ひき肉状の「ビヨンド・ビーフ」のパッケージを開けたところ。見た目はひき肉によく似ている。
ハンバーガーパティの「ビヨンド・バーガー」。エンドウ豆のタンパク質を主原料とする。
ソーセージの「ビヨンド・ソーセージ」。エンドウ豆、空豆、米タンパク質などを原料とする。
ビヨンド・ビーフをフライパンで焼く。焼くと豆のような香りが立ち込め、肉汁が染み出しきた。
こちらはビヨンド・バーガーとソーセージを焼いているところ。焼いている光景自体には違和感は全くない。
焼き上がったビヨンド・ビーフ。カットした切り口も含め、見た目には肉とほとんど変わらないように見える。
ビーガンのバンズ、ピクルスなどを用いて作った「ビーガンハンバーガー」と「ビーガンホットドッグ」。
ビーガンハンバーガーの切り口。やはり単独で食べると味の違いに気づくが、ハンバーガーやホットドッグにしてケチャップなど調味料と合わせて食べれば、ほとんど違和感なく食べることができた。