牛肉と玉ネギを柔らかく煮込んだ牛丼は老若男女問わず人気のメニューです。手軽においしく食べられるだけでなく、牛肉は免疫力に関係する亜鉛、鉄、ビタミンB群を豊富含む食材で、筋力合成に欠かせないタンパク質源。風邪やウィルス、花粉症など何かと体調を崩しやすいこの季節にはもってこいのメニューなんです。

牛丼のここが偉い!

 牛丼には牛肉を下ゆでをして余計なアクや油を落としてあるものも多く、意外にもさっぱりと食べられます。薄切りの肉を煮ることで柔らかくなり、咀嚼が苦手な子供やシニアにも食べやすい点もお薦めの理由。最近ではブランド牛など、こだわりのテイクアウトメニューも多いですよね。

 揚げ物や焼肉、ステーキなどで発生する「焦げ=Ages」は体をさびつかせ、体の免疫力を低下させますが、牛肉を短時間さっと煮る牛丼は、この成分の発生が比較的少ない点もメリットになります。

 牛丼の玉ネギには血流改善効果がある「ケルセチン」が含まれるので、牛肉と一緒に摂取することで、牛肉に含まれる「亜鉛」の吸収率を高め、亜鉛の免疫力アップをサポートしてくれます。さらに、ご飯の糖質の代謝スピードを速め、スムーズにエネルギーに変換。スタミナ切れによる疲れ予防にもつながります!

牛丼の健康効果を上げる食べ方

みそ汁:血圧抑制、善玉菌を増やして満腹ホルモンを分泌!

 

 みそ汁は体を作る「必須アミノ酸スープ」で、日本が誇る健康食。みその原料、大豆タンパク質にはアミノ酸が豊富に含まれているのです。みそにはダイエットの効果を左右する善玉菌の「大豆オリゴ糖」も含まれます。善玉菌が増えると、食欲抑制ホルモンの分泌が活発になり、食べ過ぎを防ぐ効果もあります。さらに温かい汁物は腸をリラックスさせ、排便をスムーズにしてくれます。

紅ショウガ:シャキシャキの歯応えが早食い予防に効果あり?

 

 紅ショウガに含まれるショウガオールという成分にも、血流改善の働きがあります。ショウガはシャキシャキとした歯応えから分かる通り、食物繊維がたっぷり。

 ついついかき込んでしまう丼ものは漬物やショウガなどの野菜と一緒に食べて、早食いを予防しましょう。ゆっくり食べることで血糖値の急上昇は抑えられます。

とろろ:糖値の急上昇を抑え、インフル予防成分も

 

 長芋には、インフルエンザウイルスをやっつける「ディオスコリオンA」と、血糖値の急上昇を抑えて太りにくくしてくれる難消化デキストリンの「レジスタントスターチ」が豊富です。抗酸化作用があり、血流改善が期待できるビタミンEも含まれており、この季節の健康維持にはもってこい!

 とろろはでんぷんを分解する消化酵素「アミラーゼ」も含み、消化の負担を軽減してくれるので、胃の調子が悪い時や夜遅い時などでも、牛肉との食べ合わせは抜群です! 

大根おろし:牛肉の消化を助けて早く脂肪を燃やす

 

 牛肉のアミノ酸の一種「L-カルニチン」は体内の脂肪酸の代謝に深く関わっていますが、大根おろしの酵素が時間のかかる牛肉の消化を助け、アミノ酸であるカルニチンの生成と働きを助けてくれるのです。

ネギ:ご飯の炭水化物を効率的に燃やす

 ネギに含まれる「アリシン」は、疲労回復の効果があるビタミンB1の吸収を促します。牛肉に含まれるビタミンB群と一緒に食べると、ご飯の炭水化物を効率的に燃やし、疲労回復効果も持続させます。

納豆:腸内環境を整え、ダブルタンパクで筋力アップ!

 

 発酵食である納豆は腸内環境を整える上、食物繊維が血糖値の急上昇を抑え、中性脂肪が蓄積されにくくする効果があるのでダイエットにもお薦めです。牛肉と大豆のダブルタンパク質で、筋力アップにも効果があります。

 この2つを食べ合わせると、代謝のカギとなる「必須アミノ酸」をバランスよく摂取できて、バランスの良いプレートメニューになりますよ!

豆腐:遅い夜ご飯は、白米を「冷ややっこ」に変えて糖質を控えめに

 

 牛丼を食べるなら、活動量が多く代謝が高まる「ランチ」がお薦め。脂肪として蓄積されやすい夕食に食べる場合は牛丼を「牛皿」と「豆腐」に置き換えてみましょう。白米に比べると糖質はぐっと抑えられますよ。

 こうしてよくよくメニューを見直すと、ご飯、みそ汁、お肉、卵、豆腐、納豆……。そう、お気づきになりましたか? バランスの良い「和の定食屋さん」の献立がワンプレートでできるのが牛丼の良いところなんです。

 今日のランチは牛丼で、病気に負けない免疫力アップ! いかがでしょうか!